井上雄彦さんの車椅子バスケ漫画の「リアル」の4巻に登場するヤマという難病を患った友達と戸川清春(主人公)の会話が印象に残ってる。


「20歳くらいで僕は死ぬ」と自分の運命を割り切ったような振る舞いでいるヤマに対して、清春は「あと数年で死ぬってわかってて、死ぬの怖くないの?どうしてそんなに強くいられるの?」と問うた。


それに対するヤマの返答に深く共感する。
 

「戸川君、ジェットコースターに乗ったことある?」
「あれって乗ってる時間はほんの何分かでしょ?」
「だからって、アレに乗ってる最中にあと何分しかない、あと何秒で終わっちゃうって」
「そんなことばかり考えてたら何のために乗ったかわかんないよね」
「何のために生まれてきたかわかんないじゃん」
「そんなヒマないよ」
「命が短いなら濃さで勝負‼︎」

 

…いやー、ヤマ、その例え、すごいっすよ。

秀逸っす。

 

「人生」を「ジェットコースター」に例えるって、なるほどなぁ。

僕は人生を流れるスピードは高速道路と似ている気がするなぁ。

 

高速道路を走ってる時って自分が「どれだけ速いスピードで走ってるか」って感じないもんですよね。

 

(悲観はしてないですが)僕は19歳で事故って、故障車になったんだ。

健常者時代には、スムーズに回ってた車輪が、上手く回らなくなった感じ。

 

修理し始めて、だいぶ月日は経つんだけど、まあ、これが「ニューノーマル」なのかな。

 

健常者人生のレーンからは遠くなったなぁ。

 

事故に遭うとか、病気になったりとか人それぞれ、人生、色々ありますよねぇ。

 

無常ですよねぇ。

 

 

パソコンにヤマのエピソードがメモ書きしてあったんで、投稿してみました。

 

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