ここ2,3か月前から、ネット広告で頻繁に目にするのが「みんなで大家さん」。
「成田14号」という物件への出資募集で、なんでも年7%の配当があり、その配当金分配が2ヶ月ごとの年6回。
これが本当なら低金利時代に凄い!よね。
HPにアクセスしたりネットの情報を集めると、詐欺ではなさそう・・・に、思えて興味が湧いたので資料を請求してみた。
届いた資料はこんな感じ。
「みんなで大家さんシリーズ運用実績」・・・2019年から順調に分配金が支払われている。
でも、商品(出資先)が2021年以降、「成田」に集中しているような・・・
「みんなで大家さん」ってイメージから、俺的にはマンションとかを新規&中途取得して、その賃料を出資者と運営会社で山分けするのかな?と、思っていたんだけど。。。
パンフレットの「みんなで大家さん成田14号の仕組み」をみても、そんな感じなんだけど。。。
で、「成田14号」の物件紹介。
どうやら「共生日本ゲートウェイ成田」という開発事業への出資らしい。
パンフレットには「みんなで大家さん成田14号は、土地の造成、開発を行う事業者に対象物件を賃貸し、そこから得られる賃料を配分します」だって。
これ、「成田14号」のパンフレットの土地面積18536.64㎡と出資総額317億1500万円から算定すると、1坪あたり約565万円で取得する(した)ことになるんだけど・・・調べると山林らしいが、そんなに高い土地なのか?
さらに「共生日本ゲートウェイ成田」について、ネット検索しても新聞とかの報道がヒットしない。
ヒットするのはパンフレットにある開発業者の「共生バンク」や「みんなで大家さん」のHPがらみ。
で、共生バンクを調べると、社長が柳瀬健一・・・これは、みんなで大家さん&その親会社のインベストファンド(株)の社長と一緒じゃん。
これって、「みんなで大家さん」は「共生バンク」グループの資金調達するための会社じゃないの?
「成田」で集めた出資金が、共生バンクの開発資金につぎ込まれているってことはないのかね?
それで、色々調べると「成田」含め「伊勢シリーズ」、「シリーズ32~34,37,39,40、42.43,45,46のアグレボバイオテクノロジーセンター」など、ここ最近の出資先はほとんどが「共生バング」グループ関連。
また関連なさそうな「ファームシリーズ」などの物件をグーグルマップやストリートビュー、ネットで調べてみても、その実態がいまいちわからないし、年間の賃貸料が1.5~3.5億円って高すぎるような・・・
改めて「みんなで大家さん」の出資額を確認すると、明らかに右肩上がり(2022年は最終的に600億円以上)・・・これって普通なら業績上向きなんだけど。。。
みんなで大家さんは運用が終了した満期後に、基本的に出資金を出資者に償還するのが建前。
で、HPの商品一覧から過去から現在までの出資状況を確認してみると、最近の出資先は「成田」が大半で、「成田1号」~「成田14号」までで、一般出資者からの出資金が約1110億円に達している。
色々検討した結果、「みんなで大家さん」は、今のところは資金繰りに余裕がありそうなので「電動アシスト自転車操業」かな?
「共生日本ゲートウェイ成田」のオープンは2025年予定ということだが、それまで収入が見込めない状態で分配金(賃貸料)&2026年からの償還金を「共生バンク」グループはどうやって調達するのか?・・・結局は、「みんなで大家さん」が新たな物件(成田15号・・・20号・・・とか)で、さらにより多くの出資金を集め続けるってこと?
でも、いずれはバッテリー切れ(出資者集まらず)で行き詰まるリスクは大きいような。。。
そんなことを考え、小心者なので出資はやめとくという結論に達した。
追記
あくまで俺の見解であり、たぶん数年先までは優良投資先?かもしれないので、早い者勝ちで投資するのは自由(あくまでも募集しただけ、出資金が集まってれば、だけど・・・)
でも、最後は、
になるリスクがあることを考えてないとね・・・