3年前(2009年)、広島で本場のお好み焼き(広島焼き)を食べて、その美味しさにはまってしまった。
それで以前、
近場で広島風お好み焼きというのを食べたが全然ダメだった。

やっぱりこの辺じゃ、あの味を味わうのは無理なのかと思っていたが、仙台辺りなら何とかなるのではないかと考えて検索すると何店か気になる店があった。

そして「かえで」という店を2009年11月に訪問。
食べた感想は、おいしいと思うのだが広島で食べたお好み焼きとちょっと違っていてガッカリ。
 
 
検索して気になった店がもう1軒あり、そこの口コミを見るとおいしかったというのがほとんど。
これは期待ができると思ったのが「広島風お好み焼き 珠芽(むかご)」という店。
 
その後、なかなか行けないでいたが、2012年3月23日(金)に東北道が無料の内にと思い、訪問することにした。
 
東北自動車道を南下。
アスファルトの表面が白くなっている。
これは大量にまかれた融雪剤(塩化カルシウム)
雪国の車は、これでサビサビになりやすい。
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大和ICで降りて、西に向かい国道457号に合流して南下。
宮床ダムを左に見ながら進んでいき、県道223号との交差点を右折。
しばらくして右手に「おこのみ焼むかご」の看板を発見。
周りはのどかな田園地帯といったところ。
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一見民家風の構えの建物。
玄関前の階段を上がるとガラス戸越しに見えたのが、靴ロッカー。
そしてガラス戸には「店内はスリッパをご利用ください」の貼り紙。
なるほど、益々民家っぽい。
靴ロッカーはカギ付きなので、間違えられるなどの心配はいらない。
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靴ロッカーの左手のドアを開けて店内へ。
カウンターが10席に、こあがりに2人+2人のテーブルが4つ。キャパ的には26人というところか。
12時40分ごろの訪問だったせいもあるが、平日なのにお客さんが結構いる。
先客が15人(内子供3人)、後から11人来店。店内の写真は帰り際のもの。
 
カウンター席に座ってメニューを見る。
焼きそば1玉の「シングル」と2玉の「ダブル」が各メニューにあるが、量がどの程度なのか分からないので店員に聞くと、焼いているお好み焼きを示して教えてくれた。
シングルでも結構な量なので「そばスペシャル焼シングル」(いかげそ・えび入り)973円を注文。
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お好み焼きを店員2人が、それぞれが注文を受けたものを作るので、早く注文してもその店員のオーダーが溜まっていると、後からオーダーが溜まっていない店員に注文した人の方が先に出てくるように思えた。
 
そんなこともあってか、23分ほどして登場。
見た目はまさしく広島焼き。
ただ、お好み焼きを小さく切るためのヘラが付いてこないので、箸でちぎって食べるというのが違う。
 
一口食べてみる。
たいぶ前のことなので、本場の広島焼きの味と比べるのは難しいが、このお好み焼きはおいしいというのが最初の感想。
 
だが、具がしっかりしまっておらず、バラバラになってそのせいか具が交じり合い、ちょっと焼きそば風な雰囲気をかもし出している。
 
それにモヤシと豚バラが少ないように思え、食べる部位によってあったり無かったりする。
特にモヤシは、本場の広島焼きでは細モヤシが使用されていて、それがシャキシャキしておいしかったのだが、絶望的に少なくてその食感が感じられない。
 
細モヤシは水分が少なくて大量に使用しても水っぽくならないと、広島の店の人が言っていたが、こちらの方では普通のモヤシしか入手できないのでいっぱい入れると水っぽくなるということなのか。
それともそういうものなのか。
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食べ進めていくと、ソースの甘さのせいか味に飽きてくる。
やっぱり、細モヤシのアクセントがほしい。
量は多いので、シングルにしてよかった。
 
シャキシャキした細モヤシを期待していたのでちょっと残念。
ただし「広島焼き」でなく「広島風」というお好み焼きとしてなら、おいしいとは思う。