千厩まで行ったので、帰りに今年の12月で閉鎖するソニーイーエムシーエス(旧ソニー千厩)を見てきた。
日曜日でなのか、閉鎖が決まったからなのか門が固く閉められてひっそりとしていた。
イメージ 1

1968年に岩手東洋電子(株)として創業し、大元電子工業(株)、岩手東洋通信(株)と移り変わり、スカイセンサーという今でもファンがいるBCLラジオを生産していたこともあった。

1991年、ソニー千厩(株)と社名変更してデジタル携帯電話を主力に移していった。

2001年に現社名のソニーイーエムシーエス(株)千厩テックとなった。
携帯電話の製造、修理と時代の先端製品を手がけてきたが、ソニー本体の業績悪化などによる事業再編の波を受けて閉鎖することになった。

派遣社員など非正規社員280人は契約満了に伴い契約打ち切り。(契約更新しない)
正社員約590人は他事業所への配置転換か退職となる。

地元企業として根付いているので、この地を離れられない社員が多いだろうから退職する人は結構いると思う。

この不況下、他の仕事を見つけるのは至難の業と思われ、消費低下など地元経済に与える悪影響が懸念される。

一関市内の製造業では正社員ベースで二番目の規模の会社だった。