がんと共に生きる 健康サポーターメッシーの日常 -78ページ目

がんと共に生きる 健康サポーターメッシーの日常

2度のがんを経験した私は、がんと共に生きています。
がんとの向き合い方で悩んでいる、
大切な人のがんのことで頭を抱えている、

「健康サポーターメッシー」は
あなたが自分らしく「健康」に生きることを信じ、本気で応援します。

月に1回のメルマガで患者仲間の体験記コラムをお届けしています。

今回は2017年5月~10月までのメルマガでコラムを書いてくれた村本さんをご紹介します。

 

食道がんの治療で自分の声を失った村本さん。
食道発声によって再び声を取り戻すまでの体験をリアルにお話しいただきました。

どんな時も前向いて歩き続ける村本の生き方は病気との向き合い方で悩んでいるすべての人の参考になります。

 

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

http://kenko-supporter.com/column/350

 

***********

メルマガの登録はこちらから ↓ ↓
http://kenko-supporter.com/

 

昨日は日常から離れて山梨で命の洗濯をしてきました。

天気は微妙でしたが、やっぱり家族の時間はいいですね~

 

 

地方を車で走ってみると、「あれっ!?病院の数が多くない?」

ふとそんな疑問が。

車で走ると大小さまざまな病院があり、30分に1回は地域の拠点になりそうな病院に遭遇。

こんなに病院って必要なんだっけ??

と変なことが気になってしまう私。

 

日本の病院の数は9000施設弱で世界一、2位のアメリカ6000施設弱なのでダントツの1位。

OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )の統計に小規模な診療所、医院、クリニックは含まれていないので、これらを含めるともうぶっちぎりの数字です。

 

日本は病院が世界中のどこよりも身近にある、恵まれた国です。

医師不足が叫ばれている中で、ちょっとびっくりじゃないですか(笑)

 

中国の上海の病院を見学した際に農村部から診察のために家族で飛行機で病院に来ている患者さんの多さにびっくりしましたが、日本ではそこまでしなくても診察を受けられますよね。

 

日本は病院が多すぎて医師が分散しすぎています。

見てもらいたい科の先生が近くにいなかったら、医師が足りないせいだーって誰でも思いますよね。

でも、病院の多さは我々だけでなく医療者も苦しめているという現実もあります。

 

それだったら、

思い切って病院の数を減らして、専門家が多く集まる病院を県に1つドーンと建てる。

必要な人はそこに車で2時間かけて通う。

身近な病院までは車で30分、診療所もクリニックも近所には存在しない。

そんな社会は今より住みやすいのか、住みにくいのか...

 

まずは身近に病院がある今の良さを当たり前と思わない、

そして我々の子供たちが安心して暮らせるように、みんなで医療のこれからを考えていかないとですね。

今日は薬剤師の資格をもちながら、病院や薬局での調剤業務から飛び出して多方面で活躍されている方とお会いしました。製薬業界に興味深々な私が、電車の中まで付きまとっていろいろお話しを聞いただけですが(笑)

 

製薬業界は「薬」のイメージしかないですが、薬が我々の手に入るまでに周辺で活躍している方がたくさんいて、周辺で経験を経験を活かして今はコンサルタントとして活躍されている、私にとっては目から鱗の働き方をされているステキな方でした。

 

その人が最後に言っていた言葉、

5年後に今の会社にいないかもしれないけど、製薬に関わる仕事はしていると思う。業界に愛着があるからさ

 

愛着を持っている人が関わるからこそ、心のこもった製品や仕組みが生まれるんですよね。

 

今日が初対面でしたが、業界への愛着自慢でお互いに盛り上がってしまいました。

私の引き出しも2段ぐらい増えましたー

法人の紹介と今後の活動について専門家のアドバイスをいただきに城西大学と埼玉医科大学総合医療センターにお邪魔しました。

 


朝から東上線が人身事故で止まって、ぎゅうぎゅうの電車に揺られての訪問でしたが、嫌な気持ちも吹き飛ぶぐらい温かく迎えていただきました。

 

新課程になって、6年制の薬学部の学生さんは在学中から現場の薬局に出てるんですね。薬剤師の活動の場は多様性に富んでいるので、今まで以上に患者とご一緒することが多くなりそうです。



私の話を真剣に聞いて、協力できることを一緒に考えてくれる先生方に心から感謝の1日でした。

 

チャレンジしていることの壁は高くて、1人では超えることが難しい。


でもこうして共感してくれる皆さんと一緒に行動し続けることで、気づいたら実現している。

夢はかなえようとするものではなく、いつの間にかかなってしまうものなんですよね。

千葉大学附属病院でCT検査の9件の見落としがあり、適切な治療が行われずに2人のがん患者が亡くなりました。とても悲しいニュースで、絶対にあってはいけない事故ですが、そもそもなんでこんなことが起こったのでしょう。

 

私は医療ミスのニュースを見るたびにこんな疑問を持っていました。

「そもそも専門家が検査をしているのになんで見落としが発生するの?」

「年間6万件のCT画像があったとしても、専門家でしょ?」

 

病院が特別で完璧な場所だと思っていた頃までは...

 

実際に自分ががんになり、病院で行われている検査を知るたびに自分の身を守るために自分が賢くならなくてはと考えるようになりました。

 

病院で行われる検査はすべて人が関わっています。

画像を撮影するのも人、

画像を読むのも人、

診察をするのも人、

細胞を採取するのも人、

採取した細胞を保存液に入れるのも人、

保存した細胞の容器にラベルを貼るのも人、

細胞が入った容器を運ぶのも人、

細胞を調べるのも人、

 

1つの検査にはこれだけの人が関わっていて、ほとんどが手作業で行われています。

病院でも間違いが発生しないように細心の注意を払ったり、手作業の一部で機械の力を借りて自動化する改良がされていますが、人が関わる限りミスを絶対に排除することはできません。

過去の患者の取り違えなどの医療ミスも人が原因になっています。

 

我々は患者として、自分が医療ミスに巻き込まれないように祈るしかないの?

いえいえ自分でもできることがあります。

 

今回の千葉大附属病院のケースと近いことを自分も経験したことがあります。

 

当時、甲状腺の術後フォローで年に1回のCT検査を受けていましたが、ある年、放射線読影医のコメントで「肺がんを疑う所見あり」のコメントが付きました。その当時の甲状腺の主治医はこれを疑問に思い、科のカンファレンスで議論をするので、少し時間を欲しいとのコメントでした。甲状腺のフォローは年に1回になっていたので、診察とは別に電話でカンファレンスの結果を教えてもらうことになりました。

 

待てど暮らせど病院からの連絡は来ず、病院に何回も電話をして、数か月後に結果だけを聞きに主治医の診察を受けることになりました。

 

そこで言われたのは「たぶん大丈夫(正確な言葉は忘れましたが)」。

主治医医のコメントに納得できなかったので、その場で呼吸器の先生を紹介してもらって、呼吸器の診察を受けたときに言われたのが「たぶんがんです」。

 

一回大丈夫と言われた直後だったのでめちゃくちゃショックだったのを今でも覚えています。

 

医師や看護師、すべての医療の専門家は患者のために一生懸命に働いてくれています。

でも、人がやる限りミスは必ず発生します。

ミスの大小によっては時には命にかかわる問題になることがあります。

 

我々患者にできることは、

出来事を「ま、いいか」とあいまいなままで放置しないこと

 

自分の命は人任せにせずに自分で責任持つこと。

たとえ相手が医療のスペシャリストだとしても、あなたの体のスペシャリストはあなた自身です。

大事な命を人任せにせず、自分の身は自分で守るという心がけを普段から持ちましょう。

 

余談ですが、

よく観察していると小さなミスを発見することがあります。

ミスの多さで病院の心がけの違いが分かったりします。