がんを宣告される瞬間は何度迎えてもやっぱり嫌なものです。
経験者に聞くと長く続いた体調不良や、診察室に入ったときの先生の雰囲気で宣告されたときに「やっぱりな...」と感じたという人って結構います。自分である程度予測できたりしますが、先生の口から実際に「がん」という言葉を聞くと、目の前が真っ暗になって気分がどん底に転げ落ちていきます。人によってはそこから立ち直るのに数年単位で時間がかかることも...
一番はがんを宣告されないことがベストですが、2人に1人ががんになるといわれる今、生きていればいつかがんに出会う日がやってきてもおかしくありませんよね。
そんなときに、落ち込む期間を短く短くするために今からできることがあります。
私の最近の体験を例に説明します。
私は今年の1月にお酒を飲みすぎて、記憶をなくし携帯の液晶を割る失敗をやらかしました。
そこから反省のために1月中は禁酒をしたところ、実はお酒を飲まない方が日々の体調が良いことに気づきました。
3月のある日、
目の前でお酒を飲んでいる人がいると「あ~お酒が飲みたいな」と思います。
「いやいや明日も仕事だし、飲まない方が体調が良いしと」とブレーキが働きます。
次に「これぐらい仕事を頑張ったときは自分へのご褒美でお酒を飲んでOK」と頭の中から過去の体験を引っ張りだしてきます。
ここでもまた「いやいや明日も仕事だし、飲まない方が体調が良いしと」とブレーキが働きます。
結局は自制が聞いてお酒を我慢しました。
かなり遠回りしましたが、
目から情報が入って、頭の中から情報を引っ張りだして、心(本音)でブレーキをかけた私の経験です。
がんを宣告されたときも同じことが体の中で起こっています。
がんを宣告された事実が目(耳)から入ってきて、頭の中にある過去のドラマで見た「がん=死」のイメージを引っ張り出してきて、特大の衝撃があなたを襲って来ます。がんの体験がない人の場合、心でブレーキをかけることができないので、気持ちがどん底に落ち込んでしまうんです。
気持ちの落ち込みから早く復帰するためには、心でブレーキをかけること。
そのためには、がんがどのようなものかを今のうちから知っておきましょう。ただし、教科書で勉強をしたり、有名な先生の話を聞いてフムフム知識をつけるのは頭で理解しているだけ。
心でがんを理解するためには、がんを経験しても健康に生活している人に触れること。
話を聞いたり、日常生活を観察したり、一緒に旅行に行ったり。
「がんってすぐに死ぬ病気じゃないんだ」
今のうちからそれがわかっていたら、がんを宣告されたとしても「これからどう生きるか」に頭を切り替えることができますよね。大切なのは目もなく、頭でもなく、心で理解していること。
がんは言葉の響きがなんだか悪いですが、がんを「ぽん」のような重くないイメージの言葉に置き換えることだってできます。
「私、ぽんになってさ…」
もちろん真面目な会話ですが、こんな話ができたら自分の気持ちと行動がきっと変わってきますよね。
周りを見渡してみると、がんをカミングアウトして生活している人が一人はいます。
もちろん私も皆さんにもに会うのを楽しみにお待ちしております(^^)
