すい臓がんのため亡くなった歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん(享年59)の
葬儀・告別式での尾上菊五郎さんの弔辞が話題になりました。
「『姫路城が好きだ』『彦根城が好きだ』と言っておりましたが、ホステス嬢や
キャバクラ嬢も好きでした。どうか、そちらの世界に行ったら、ネオン街で、
いい店を探しておいてください。私が行ったら、どうぞいい店を紹介してください。
お願いいたします。本当に今までお疲れさまでした。ありがとう」。
前半のネオン街もステキですが、私が好きなのは最後の「本当に今までお疲れ様」。
生きていると、嬉しいこと、苦しいこと、楽しいこと、私たちは常に頭をフル回転
させて、毎日を精一杯生きています。家族のため、仲間のため、社会のため...。
本当にみんな頑張っています。
だからこそ、自分の役割を終えて、最後に命が燃え尽きたときは、その人の人生に
最高の敬意を払って
「お疲れ様でした。ありがとう」
これが一番自然なお見送りです。
父が亡くなったとき、感謝の言葉を心の中で呟いたことを思い出しました。