臨床試験は、治験とも言われますが、新しい薬や新しい治療・診断法を評価する治療のことです。
一般的に行われる治療は「標準治療」と言われ、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療法です。
新しい薬や治療法が見つかった場合は、臨床試験を行って、その有用性を十分に検討したうえで、標準治療とするかどうかが決まります。
臨床試験は、もしかしたら新しい治療が受けられる可能性もありますが、実績が十分ではない分、治療の効果や副作用の面で問題が発生する可能性もあります。
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct01.html
私も肺がんの切除範囲を検討する臨床試験に参加しています。
肺がんの標準治療は、肺がんの場所、サイズによらず(状況にもよりますが)肺がんがある肺葉を切除します。私の場合は、左の上葉の上端に7mmの腫瘍があったので、「部分的な切除で良いのでは?」という臨床試験です。
【メリット】
肺の切除範囲が小さいので、呼吸機能の低下が少しだけですむ。
【デメリット】
もしかしたらがん細胞が残存することで、再発のリスクが上がる可能性があるです。
結局は、手術中のランダムな選択によって「標準治療を受ける群」に選ばれてしまったので、上葉を丸ごと切除されてしまいましたが、臨床試験で決められた術後の検査を受け続けています。
私の場合のデメリットは、検査の費用が若干増したことでした。
臨床試験のデメリットで人生が変わってしまったという声を聞くことのあるので、参加される際は、メリット、デメリットを十分に検討し、理解した上での参加をお勧めします。