肺がん治療薬の「イレッサ」を服用して、その副作用で亡くなった方のご遺族の方が国と輸入販売したメーカーを相手に起こした裁判が12日に行われ、最高裁は請求を退ける判決を出しました。
今回の裁判では、イレッサの副作用である間質性肺炎が目立つように記載されていたかが争点でした。
「イレッサ」は、がん細胞の特定分子だけを攻撃するため、副作用が少ない「夢の新薬」と期待され、平成14年7月、世界で最も早く日本で承認された薬です。
私の肺がん細胞は適応がありませんでしたが、特定の遺伝子変異を持つ患者に効果があるとされています。
呼吸困難を引き起こす間質性肺炎などの副作用で、販売開始から昨年12月末までに862人の死亡例が報告されています。
抗がん剤治療の是非についてはいろいろな意見があります。
でも、治療の是非について絶対的な回答はでないと思います。
患者さんは延命のために治療を受けたい、先生も患者さんを助けるために治療をしたい、でも治療の副作用で最悪亡くなる方もいる...。
一方、治療を断念されている方でもお元気な方もたくさんいらっしゃる...。
抗がん剤治療を受ける前に、治療薬の有効性やリスクがはっきりとわかるようになって欲しいです。そうすれば効果的な治療が受けられるのではないでしょうか。