厚生労働科学研究がん臨床研究推進事業を実施している日本対がん協会が作成した冊子の中で、「乳がんになりやすい人」が紹介されていました。
乳がんになりやすい人のチェックポイントは3つあります。
【その1】
家族(祖母、母、姉妹)内で乳がんにかかった人がいる
- 乳がんは遺伝する病気ではありません
- 乳がんに関連する遺伝子を持つ人はかかりやすくなります
【その2】
初潮が早く(11 歳以下)、閉経が遅い(55 歳以上)
【その3】
初産年齢が遅い(30 歳以上)、または出産経験がない
- 乳がんの発症、進行には女性ホルモンであるエストロゲンが関係しています
- エストロゲンは月経の終わり頃から排卵前にかけて多く分泌されます
- エストロゲンにさらされる期間が長い人ほどかかりやすくなります
- その2、その3に該当する方はエストロゲンにさらされる期間が長い人です
過度にがんを恐る必要はありませんが、がんを発症するリスクが高いことには間違いがないので、定期的な検診をお勧めします。