真田戦記
佐生日吉城跡
滋賀県東近江市五個荘日吉町
佐生城は六角氏の重臣である後藤氏が、観音寺城の支城として築いた城です。後藤氏は藤原秀郷の子孫といわれ、平素は山麓の後藤館に居住しており、その詰城として築かれました。後藤賢豊は六角義賢の下で宿老として浅井攻めなどに活躍しましたが、1563年（永禄6年）に義賢の子である義治に謀殺されると「観音寺騒動」の発端となり、1568年（永禄11年）には織田信長によって観音寺城とともに落城させられました。現在は主郭部周辺に石垣が保存されております。登城口は北向岩屋十一面観音の参道奥にあり、車も停められます。但し手前の道はかなりの狭路なので注意が必要です。
