超かぐや姫!、周回していますか?(唐突)


2月下旬の方はネタバレ防止をしながら書きましたが、今回はネタバレ全開で行きます。未視聴の方は今すぐ引き返して劇場に行きましょう。



































(ここから先ネタバレ成分多数、戻るなら今です)


1週間限定公開のはずが、ロングランにロングランを重ねてくれたおかげで、僕は劇場で既に7周、家で2周(日本語で1回、全編英語音声で1回)かましました(Netflixは会社の福利厚生で観られるので実質無料なんですが、映画館で観たい派なので、そのせいでお金がないのよ、貧乏なのよ、こちとら必死に社畜してるのよ…😇)


(あと、英語版のEx-Otogibanashi、最後の日本語だと「そんなお伽話」の部分、口の動きの形を、使われている単語を読みあげながら観て欲しいです。英語版の単語チョイスが完璧なんですよ、初めて日本語版のアナ雪のLet It Goのサビを聞いた時レベルの感動をしました。英語版に翻訳した人、センスの塊やなと🧐)


今では劇場で周回していると、2周目以降必ず花火大会でボロボロ涙を流す不審者アラサーと化してしまう体にされてしまいました😇


最近、作品が爆発的に知名度を上げたせいで、普段なら超かぐや姫!系の映画を観ないであろう人や、評論家などにも知れ渡り、賛否の否派の声も聞こえてくるようにはなりましたが、僕はこの作品に関して言うと、「宇宙人と人間の純愛と相互救済の物語」という点だけをシンプルに捉えていて🧐


初見は何もネタバレを見ず、何も考えず、作品を浴びるような感覚で観るのが1番だと思います。ハマったら周回すれば良いだけですから。合わなかった人は、それは仕方がないので、作品を叩いたり酷評せず、「自分には合わなかったな」というスタンスで距離を取ってもらえるのが良いのかなと思いますし、そうしてくれると嬉しいなとは思います、僕は全力でこの作品楽しんでいますから🧐





話を戻しますが、なぜ花火大会から泣くのかと言えば、セリフの意味というか、捉えるべき意味が明確に変わるからです。


序盤ボロアパート


彩葉→かぐや


「こんなのかぐや姫じゃない」


※こんなハチャメチャな宇宙人がいてたまるか、ただでさえ余裕がないのに、これ以上の面倒ごとに巻き込まないで欲しい


花火大会


かぐや→彩葉

「かぐやは、かぐや姫だったみたい」


彩葉→かぐや

「かぐやは、かぐや姫じゃないよ」


※かぐやと離れたくない、これからもずっと一緒にいたい


人間的に成長したかぐやは、彩葉から言われて来たことの意味を理解する。彩葉とは離れたくないけど帰らないといけない。


その一方で、時には抑えることも大切だと語っていた張本人である彩葉は、かぐやへの離れたくないという感情を、静かに、そして素直に本心を見せて爆発させる。この瞬間の2人のギャップと解放が、マジでたまらんのですわ😇


※瞬間、シンフォニーの2番も熱くて「ちょっと大人ぶってみたい ちょっとだけわかったみたい 飲み込んだ言葉の苦さ 背中を隠したあの月のように いつも人は皆 自分の気持ちを隠して 輝いてみせた」、ここマジで花火大会の要約過ぎて好きすぎるんですよね…。そして成長したかぐやの心情描写として完璧です。本編で流れない部分の歌詞が、この作品は強すぎる😇


※黒鬼とのKASSEN前の「迎え来ないじゃん、連れて帰ってくれ〜」のやりとりも、芦花&真実の「温泉、海にまた行こう」のやりとりも、2周目以降だと沁みてくるんですわ😇





そして、続いての泣きポイントで言うと、これまたボロアパートでのやり取りと、かぐや防衛戦後の後に黒鬼と親友たちに感謝を伝えて先にログアウトした彩葉の行動に注目してみましょう。


序盤の彩葉は、かぐやが帰ったかと思ったら、キッチンの棚から出てきたかぐや。「ここだよ〜」というこの時点では笑えるセリフが、卒業ライブ後には反転します。


かぐやが消えてしまった後、タワマンのキッチンの棚を全て開けて行く彩葉。


※これはまだ三連撃泣き演出の1つ目に過ぎません。


帰ってしまったのは明白なのに、邪魔だったよと自身に言い聞かせながら、それでも行動は淡い期待を抱いてかぐやの面影を探してしまう。


そしてそこに追撃の演出2つ目、その直後にテーブルに映るのはパンケーキの材料。彩葉は「万が一勝っちゃったら」と言っているが、KASSENで月人を追い返す気満々だった(←結果的にかぐやは月に帰ってしまうのが残酷ですね…)


最後にダメ押しの3つ目、かぐやから、迷惑かけた分と、ふじゅ〜が返ってくるのを確認する彩葉。


序盤のかぐやが流れ星としてRememberをBGMに地球にやってくるシーンでは、「金…😭」と言っていた彩葉。


流れ星への願いは叶ったはずなのに、掛け替えのない存在であるかぐやを奪われた虚無感、絶望感、喪失感。


「こんな大金、使い切れるかよ、馬鹿野郎…」


このセリフの重みが沁みますね😭


あとはまあ、無量空処と共にかぐやが長い年月をかけてヤチヨになって行った経緯が明かされるわけですが、彩葉を見つけた瞬間にヤチヨの目の色が変わるのがエモ過ぎてね、もう😇


ざっくりと調べたところ、本家の竹取物語では、帝はかぐや姫が月に帰ったあと、かぐや姫からもらった不老不死の薬を「愛する人(かぐや姫)はいないのに、不老不死になる意味はない」と、使者を天に1番近い場所である富士山頂で燃やしてしまう描写があり、そこから日本一高い山を富士山と言うようになったというオチで終わるわけですが🧐


かぐや(ヤチヨ)は月人であり、人間のような寿命の概念がありません。死ぬことも出来ず、ただただ愛する彩葉を待ちに待ち続けているヤチヨが、待ち人であった彩葉を発見した時の喜びと来たら、人間の我々には推し量れない、込み上げるものがあるに決まっています。


これにも触れますが、2周目以降だと、正直、星降る海のライブ後の「いつも来てくれてありがとう、彩葉」の聞こえ方が変わるんですよ。


1周目は「ほーん、推しに認知もらってる彩葉やるやん」程度の軽いセリフに聞こえますが、2周目はヲタクの情緒をメッタ刺しにして悶絶させる一言に変身するんですわ😇


あとは卒業ライブ前のやりとりも忘れてはいけない。ヤチヨ→犬DOGE「君には迷惑をかけますね」、これも2周目の破壊力が凄まじい🧐


※というか、かぐやが犬DOGEを生み出してなかったら、マジで月夜見すら生まれていないわけですから、本編のMVPは犬DOGEと言っても良いのかもしれません🧐 さらに踏み込むと、「こういうの欲しいな〜」とキッカケになったヌコにも感謝しないといけないのかなとも最近は思う始末ですよ😇



監督も2周前提で作った的な話をされているようですし、ミスリードに引っかからないで観られるようになる2周目は、本当にヤチヨの一言の重みがとてつもないものになります🧐


※あと、Ex-Otogibanashiの2番が盛大に本編のネタバレになっていますが、「あくる日も あくる日も あくる日も 退屈で寂しくて悲しくて 泣きまくって叫びまくり 八つ当たって それも飽きて死にたくて」、これ本編視聴後に初めてフルで聴いて泣かんかった周回ヲタクいないやろと😭


深掘りして行くと、


彩葉→かぐやへの救済


・地球に来たかぐやを見捨てずに育てた

・かぐやを人間的に成長させた

・恩人でもあり親でもあり愛する人にもなった


かぐや→彩葉の救済


・どこか無理をしていた息苦しくてツラくて限界ギリギリ散々だった日常を変えてくれた

・親とのギクシャクも好転させるキッカケになった

・離れたくない、無二のかけがけのない存在になった


ヤチヨ→彩葉の救済


・限界ギリの彩葉が鬱や自殺というバッドエンドに行く世界線から守ってくれた、救ってくれた、命を繋いでくれた


彩葉→ヤチヨの救済


・姿は変わっても正体に気付いてくれた

・ずっと愛を持ち続けてくれていた

・8000年、諦めかけていた再会だけではなく、魂だけの存在、電子の歌姫になってしまったヤチヨのために月夜見への味覚や感覚の実装、壊れた筍宇宙船からサルベージして、現実世界にかぐやを復活させてくれた(また彩葉に触れたり、パンケーキの味が感じられるようになって良かったね、ヤッチョ…😭)


という、極めてシンプルながらも非常に尊い構造なんですよね🧐


※エンディング1曲目のrayのMVは、ラストシーンの後日談として考察が進んでいますが、こちらも本家竹取物語との対比で、「愛する人と会えないなら不老不死になる意味がない」という帝と、「長い年月を待ちながらも再会して全員が救済される」という未来を迎えられた彩葉とかぐやとヤチヨ、こうして考えると、こここそが本家竹取物語(かぐや姫)を超えたハッピーエンドの極地、それこそタイトルである「超かぐや姫!」なのかなと🧐




特典の更新とか公開本数的に、個人的には都市部を除いてGWを過ぎたら、多くの場所で劇場公開が終了に向かうと推測はしていますが、是非定期的に復活上映枠でやって欲しいなと思いますね🧐


あと、7周のうち、6周はありがたいことに誰かしらと時間を共有出来ていますが、5人中3人はどハマりし、2人は微妙みたいな感じで意見が割れるのも面白い作品ですね🧐 


まあ、後者の2人のうちの一角は会社の後輩なんですが、事前にTwitterでネタバレ踏んでしまったらしいので、それのせいもあるとは思います。そしてもう1人は純粋に映画館に行くモチベが僕と違い低いのが響いた部分があるので、作品に否定的なわけではないですが、周回するほどではないな的な位置です。


反対に初見で情報を入れさせずに観てもらった子や、僕と初見を共にしてくれた同じくその日に初見をかましてくれた方は、絶賛からの沼にハマっていますから🧐



「合う人には特効が高すぎる、合わない人には合わない」、合った派の僕からすると多少は複雑ではあるものの、再度監督のお話をしますが、監督もそうなってくれて嬉しいと言っていますし、僕はこれからも賛否の賛派の人と、モチベの限り語り尽くしていきたいなと思っています🧐 


特に今は上映後の映像特典がreplyになっていますが、この曲は1番は「かぐや→彩葉」、2番から落ちサビ前は「彩葉→かぐや」、落ちサビは「彩葉とかぐやの心が1つになる」という歌詞的にエモみ大爆発なんで、僕の中のザ⚪︎ンが、「もう付き合っちゃえよ!🍺」ってなっていますw


(※この作品、行けるならマジで2人で観た方が良いです、刺さった人とは会話が弾む弾むwwwww)





これまで今ひとつの声が目立ちがちだったNetflixアニメ映画への期待値を一気に引き上げた作品となった今作ですが、少なくとも僕は出会えて良かった作品だと、心の底から言えます🧐


僕はクソ姉のせいで黎明期ボカロアンチ主義の人間ですが、↑で触れた通りEx-Otogibanashiの2番だったり、replyの歌詞だったり、Rememberとreplyのサビのメロの正体だったり、音楽的なギミックや中身も熱いですし、映像美はNetflix君が潤沢な予算でフルパワー出してますし、登場人物に悪役がいない良いキャラばっかりなのも温かいですし、作品の雰囲気として僕の好みドストライク認定不可避です🧐


正直、続編は無しでお願いしたいですが、スピンオフだったり、補完しまくって1クールアニメ化とかは、是非ともお願いしたいですね🧐


あと、特典第1弾の再配布、マジでお願いします(切実)


アニメイトオンライン君が無能すぎて、注文してから1ヶ月経ってようやく発送連絡が来たので、僕は小説版と設定資料集にまで手をつけることが確定しています、まだまだこの作品を味わい続けますよ😎


(蛇足〜)

オリジナル19館の新潟ティージョイ万代で超かぐや姫!を観ると、住所が八千代(やちよ)の劇場で超かぐや姫!を観たという実績(非公式)が解除されますよ🧐