バレーの話ばかりですみません。

 

何せ男子バレーがここまで強いのは物心がついてから初めてなもので。

 

20世紀末から21世紀初頭にかけての阪神ファンも似たような気持ちだったと思います。

 

 

4位かなと思っていたら予選リーグで負けたイタリアに競り勝ちました。

 

今大会の男子日本代表の強みは、総合力の高さとレシーブ、サーブ、スパイクそれぞれにプラスアルファの強さがありました。

 

つまり全ての技術が優れている。だから3位になれるわけですが。

 

まず守備は良い場所でレシーブを構えていましたし、上手かったですよね。

 

従来日本のブロックが1枚しかつかず相手に万全の状態で打たれたスパイクは捨てる(相手に1点献上する)のが基本でした。

 

しかし今大会はそのようなボールを結構拾っていました。なぜ拾えるのか理由は良く分かりません。センスなのか。

 

相手からしたら1点ゲットのところでそうならないわけですから嫌でしょう。

 

事前の下調べだけではない地力の高さを感じました。

 

次に男子バレー暗黒期の恒例だった、セットの大詰め(20点以降)でサーブを失敗する事が減りました。

 

かといって入れるサーブ一辺倒ではなく、力いっぱい打ち込むサーブも多かったです。

 

これも練習で上手くなった?それともセンス?よくわかりません。

 

最後にスパイクの良さですが、高橋藍選手が大会を通じて好調だったのと、

 

石川選手と宮浦選手が終盤に向けて調子が上がって来たのが大きかったです。

 

各選手が海外リーグを経験し、高い相手に慣れているのもかなり大きかったと思います。

 

これまた暗黒期の日本代表あるあるですが、セットの大詰めになると攻めがレフト一辺倒になってしまう所がありました。

 

今大会は関田選手がうまいこと散らしてました。そして山内、小野寺両選手がほぼノーミスでした。

 

センター線攻撃が決まるチームは強い、を体現していました。

 

今大会は国内で頑張る若きバレーボールプレイヤーに大きな希望を与えたと思います。

 

高いチームには勝てないと半ば決めつけていた固定観念が無くなったのは非常に大きいです。

 

日本代表は、サイドアウト制の頃に稀に見かけた、高さは無くても守備の良さで勝ち上がるチームのようでした。

 

全国三千万のバレーボール関係者には、日本代表をお手本にして、高さはなくてもそれ以外で勝てるチームを作ってもらいたいです。猛練習が必要だと思いますが。