先週Amazonレンタルで視聴したばかりの作品をピックアップします。

 

主演は西田敏行さん。作品のキーマンは田中邦衛さん。

 

 

 

 

 

1. 粗過ぎるあらすじ

夜間中学校の教師と生徒の物語。西田敏行が教師役を務める。

 

生徒は10代から50代まで幅広く、背負っているものも人それぞれ。

 

物語の前半は西田敏行が担当するクラスの生徒のエピソードを紹介。

 

後半はホームルームで、生徒のひとりであるイノさん(田中邦衛)との思い出を西田とクラスメイトが振り返る。

 

イノさんは50歳を過ぎて入学してきた生徒で、読み書きを習得して運転免許を取得する事を目標としていたが、大病を患い亡くなってしまう。

 

イノさんは生きていて幸せだったのか。ホームルームで生徒が人間の幸福について考える。

 

2. 見所

見所は2つ。

 

1つ目は東京の懐かしい下町風景を楽しめる点です。

 

学校は1993年の作品で、当時の日本経済はバブル崩壊後ですがまだまだパワフルでした。

 

そんな懐かしい景色を見てノルタルジーを感じる事ができます。

 

2つ目はイノさんの生きざまです。

 

辛く過酷な境遇下でもエネルギッシュに生きるイノさんから幸福の意味を教わる事ができます。

 

 

 

私はフォレスト・ガンプも大好きな映画で、本日のお題の答えに挙げようか迷ったほどです。

 

ガンプのまっすぐな生き方とイノさんのタフないきざまは全く性質の異なるものです。

 

ガンプの生きざまは関わる人たちの心を動かし、世間まで動かしてしまう痛快さがあります。

 

他方イノさんは東京で生きるその他大勢の1人。悲哀を抱えながら必死で生きています。

 

ガンプのような活躍はしませんし、東京の街もピクリとも動きません。

 

だからこそ物語の最後「幸福とは何か」に繋がっていくのですが。

 

イノさんは最後に故郷の山形に帰るのですが、イノさん、道中何をや思う。

 

田中邦衛の名演技が光ります。

 

3. この映画を推せる理由

この作品は普遍的なテーマを扱うクセの無い(言い換えればベタな)ストーリーが良いです。

 

物語に入り込むのが簡単です。

 

悲しさは描かれていても、妬み恨みは描かれていないので疲れません。

 

心が温まります。Youtubeのアンケートみたいな〆になりましたが。

 

 

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