保険会社が破綻しても保険契約は他の会社が受け皿となるため、結果として保険契約者は保護されます。

 

保険契約は受け皿があるけど、今の世の中受け皿がない場所だらけです。

 

回転ずし屋でアホなことをしても誰も受け皿になってくれませんよ。

 

人生の奈落の底に落ちてそこから這い上がっても、見当違いの場所に這い上がっちゃったって話はよくあります。

 

それが失敗の人生とは全く思いませんが、安定した生活を送りたい人には厳しい生き方だと思います。 

 

安定志向の人たちは保険会社のように、受け皿を何重に用意する生き方が合っていると思います。

 

 

 

生命保険契約者保護機構

機構の役割
 保険会社が破綻した場合は一般的に他の民間保険会社が破綻会社の保険契約を引き受けます。

 保険契約を引き受ける民間保険会社が現れなかった場合は、保護機構が設立する子会社に承継されるか、保護機構自ら契約を引き受けます。

機構の財源
 保護機構の財源は保険会社が支払う負担金です。しかし万が一負担金だけで対応ができない場合は国から補助金をもらって対応します。

保護の優先順位について。


 貯蓄性の高い保険ほど保護されません。破綻して他に承継してもらうわけですから、引受先の負担が少しでも軽くなるように、貯蓄性の高い保険は責任準備金の削減および予定利率の引き下げが行われます。したがって定期保険のような保障性の高い保険と比較して保険金の減少の影響が大きくなります。

 

 

民間の保険に加入する必要はないと意見する方がいますが、繰り返し申し上げているように、現代社会に個人を保護する余裕はあまり無いですよ。価値観は人それぞれですが、もし安定した生活を送るためと思ったら、月々の保険料はそれほど高くないと思います。