朝鮮王朝実録(2) | kumgankayaのブログ I LOVE KOREA

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朝鮮王朝実録 1

最初の紹介から、半年も過ぎてしまいました。

サボっていた訳ではないのですが、世界に誇る、この記録書が、

いかに素晴らしい書物なのか、膨大な資料を通し、生意気にも

私ごときが紹介してもいい物なのか、韓国の国宝であり、

ユネスコ世界遺産にも 登録された宝物を、、、悩んでいる間に

時が過ぎてしまい、今に至りました、

悩んだ結果、一人でも多くの方々が、興味を持ち

知って頂くキッカケとなれば良いと思い、続ける事にしました。

 

説明不足の点もあると思います、そこの所は大目に見ていただき

お付き合いください。

数回に分けてのご紹介になりますが、そこの所も気長に

なおかつ、気軽にご覧下さい。

それでは始めさせて頂きます。

 

朝鮮王朝実録 2

王が即位をし、崩御するまでの間、国で起こった出来事、すべてを

記録した 王朝実録、いかにして作成していったのか?

始めは、その過程をお話しして行きます、

 

記録をする一連の作業は、사관(史官)サグヮン達の仕事です、

彼らは 王の秘書でもあり、所属は 승정원(承政院)スンジョンウォン

その史官たちは、全国に派遣され、その土地で見て聞いた

全てのこと、本人が体験した事を含め、詳細に記録して行きました

なので、必ず筆記具は持ち歩き その場でメモを取り、家に帰ると

書き写し、きちんと整理し 保管して行きます、

それを 定期的に、都に持ち帰り編集して行きます、

場所は 歴史を担当する機関、춘추관(春秋館)チュンチュグヮン

そこには 王の日常生活(プライベートもふくむ)、業務を始め

食事 病気治療等、王の全ての記録が 保管され

なおかつ、諸外国との事柄についても、記されているわけで、

当然、国家機密となります。

また、

時代劇を観ると王の隣で、ひたすら一生懸命メモを取っている人が

見えますね、この人も史官です、

 

王が崩御すると 春秋館に、臨時実録庁を設置し 

専任史官を配置して、王朝実録作成に取り掛かります

 

それまで、保管した記録を、もう一度綺麗に

整理、書き写し、年代ごとにまとめ 一冊また一冊と

作り上げて行きます、

大変な作業ですね。

 

少し話がそれます、

この一連の作業の事を 사초(史草)サチョと言います、

具体的には、

초초(初草)チョチョ→史官たちが 最初に書き、家などで保管された記録、

중초(中草)チュンチョ→初草の記録を きれいに書き写しまとめ

                               春秋館で保管する

정초(正草)→               中草の記録を再確認、修正し、記録書を作成

3回の過程を経て行う この作業 

王が崩御したのち、全ての資料を、春秋館でまとめ上げる

この全てを→史草と言う事になります。

時代劇ドラマでも、出てくるので、覚えていて下さい、

 

王朝実録がらみの話、たまに出て来ます!

 

まだまだ先がありますので、

次回に続きます。

中途半端ですが、飽きられる前に、今日は、

終わりたいと思います、

なるべく早く 、続きを読んで頂けるよう、頑張ります!

宜しくお願いします。