開示(大光、gumi、エスポア、エナリス、江守グループHD) | たにやんのブログ

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会計、開示、その他

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・大光 社内調査委員会からの調査報告書の受領に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10726&info=1127139
「ナマコで4.5憶円踏み倒されました」という事件の調査報告書です。結果、同社のナマコ取引は全て架空だったということです。しかし「ナマコ」の文字が登場しすぎ。本件、不正会計の手口としては非常にシンプルで、ややこしい人間関係もないため、報告書はわりと素直に読めますね。名前が全てアルファベットなのは混乱するかもしれませんが。

・gumi 希望退職者募集の結果及び特別損失の発生に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=11136&info=1127099
・gumi 内部統制システム構築に関する基本方針の一部改定に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=11136&info=1127101      
・gumi 役員報酬等の減額に関するお知らせ      
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=11136&info=1127103
・gumi (開示事項の経過)一部ブラウザゲームの資産譲渡に係る基本合意書の締結に関するお知らせ及び特別利益の発生に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=11136&info=1127202
希望退職で退職金発生する分を、ブラウザゲームの売却益で穴埋め、そして役員報酬の減額です。これは決まりなので出さないといけないのですが、内部統制の基本方針も同日に開示しています。立派なことを書いていますから、これからはぜひ守って頂きたいものです。
希望退職の退職金は一人あたり150万ですが、こちらはブラウザゲームの譲渡益から逆算したんですかね?これで退職者も後腐れなく辞めていけるようだといいですが。ここ上手くやらないと残った人の士気にも影響出るんですよね。

・エスポア 平成27年2月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10578&info=1127509
・エスポア 継続企業の前提に関する注記についてのお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10578&info=1127510
・エスポア 平成27年2月期決算短信の開示及び今後の決算開示に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10578&info=1127511
・エスポア 代表取締役の異動予定に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10578&info=1127513
損益は黒字、営業CFも黒字ですが、BSがいびつで、短期借入金が多すぎて返せる目処が立たずに継続企業の疑義が付いてしまった会社です。決算遅延しましたので、ある程度は読めたかもしれませんが。
もともと3期連続赤字の会社に、ゲオから社長を派遣し、資本や貸付でお金を提供して不動産事業に参入し、それでようやく黒字化したものの、ゲオは親会社から外れ、社長も退任するのでさてどうしましょうか、という状況のようです。債務のリスケや借換えを行い、事業のかじ取りができる人がいればどうってことないのかもしれませんが、そこはセントレックス銘柄。今後に注目です。大株主に、みらいアセットから株を譲り受けた、かえでキャピタルがいますので、今後はそちらが中心に動いていくことになると思います。

・エナリス 再発防止策の進捗状況に関するお知らせ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=10994&info=1127537
「当社はこれまで開示に対する意識が希薄であり、また開示内容は全て社長に最終判断をゆだねる仕組みになっており」お、おう。。
そのほかにもいろいろ書いていますが、そんなこと上場前にやっておけよという項目ばかりです。なんで上場できたのかね?

・江守グループHD 当社グループのスポンサーの選定、スポンサーに対する子会社株式の譲渡(これに伴う子会社の異動、特別損失の発生)及び当社の民事再生手続開始申立て
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=3805&info=1127557
さようなら。また会う日まで(いや会わない)。しかし、譲渡対価が100億円なんですが、債権が600億以上あるとはいえ、これら回収できるのでしょうか。投資ファンドの求める利回りから考えると、この債権が回収できない場合、既存事業も棄損しているでしょうし、黒字化させて安定させるだけならできるでしょうが、ある程度の利益率を出せるまでに立て直す場合は、一転して難易度上がるなあという印象です。いずれにせよ、債権の内容次第かなと思います。