今回は、前回作成した、サービスを実行するためのプログラムを作成します。
ソリューションエクスプローラーで新しいプロジェクトを追加します。
コンソールアプリ（.NET Framework）を選択します。
名前は、ここではGettingStartedHostとします。。
コンソールアプリとは、ウィンドウがないアプリです。
今回はサービスを実行するために実行するアプリですので、ウィンドウは必要ありません。
初めに、前回作成したサービスを参照できるように設定します。
ソリューションエクスプローラーで参照項目で、追加を選びます。
参照マネージャーでプロジェクト→ソリューションで、
前回作成したGettingStartedLibを選択します。
これにより、コンソールアプリから、GettingStartedLibで作成したクラスなどを使用できるようになります。
どうように、アセンブリ→フレームワークでSystem.ServiceModelを選択します。
System.ServiceModelの名前空間のクラスなどが使用できるようになります。
チュートリアル記載されているコードに置き換えます。
using System;
using System.ServiceModel;
using System.ServiceModel.Description;
using GettingStartedLib;
namespace GettingStartedHost
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// Step 1: Create a URI to serve as the base address.
Uri baseAddress = new Uri("http://localhost:8000/GettingStarted/");
// Step 2: Create a ServiceHost instance.
ServiceHost selfHost = new ServiceHost(typeof(CalculatorService), baseAddress);
try
{
// Step 3: Add a service endpoint.
selfHost.AddServiceEndpoint(typeof(ICalculator), new WSHttpBinding(), "CalculatorService");
// Step 4: Enable metadata exchange.
ServiceMetadataBehavior smb = new ServiceMetadataBehavior();
smb.HttpGetEnabled = true;
selfHost.Description.Behaviors.Add(smb) ;
// Step 5: Start the service.
selfHost.Open();
Console.WriteLine("The service is ready.");
// Close the ServiceHost to stop the service.
Console.WriteLine("Press <Enter> to terminate the service.");
Console.WriteLine();
Console.ReadLine();
selfHost.Close();
}
catch (CommunicationException ce)
{
Console.WriteLine("An exception occurred: {0}", ce.Message);
selfHost.Abort();
}
}
}
}
となります。
using System.ServiceModel;のusingとは、ディレクティブで
Docsでは「名前空間で型の使用を許可する場合。これにより、その名前空間内では型を修飾せずに使用できます。」
これは、型を簡単に使用できるようにします。これがないと、型を使用する場合、名前空間から記述する必要があります。
サービスを実行するためには
selfHost.Open();
Openメソッドで行います。
次に、このプログアムが、初めに実行されるプログラムとするために、
ソリューションエクスプローラーで、プロジェクト名を右クリックしてメニューを開いて、スタートアッププロジェクトに設定します。
では、コンパイルして実行します。
開始ボタンを押すと、実行まで自動的に行われます。
WCFテスト用のクライアントが自動的に起動します。
これの説明の前に、
Webブラウザで、参照してます。
アドレスは、「http://localhost:8000/GettingStarted/CalculatorService」です。
この画面が表示されていれば、サービスは実行されています。
では、「WCFテスト クライアント」ツールでテストを実行してみます。
Add()を選択します。
n１とn2の値に数字を入れて、起動ボタンを入れてみましょう。
応答で、n1とn2が加算された値が表示されます。
このように、サーバをテストすることができます。
では、テストツールを閉じまs。
サービスプログラムも終了します。
今回は、サービスの実行を行いました。
次回は、クライアントプログラムからサービスを利用するプログラムを作成します。