おいらの住んでいる鳥取で、計画節電が行われないのは何故か？
他方で何かあった時の為の電気各社間での横の連結が無いからにほかならない。。。
微量は送電出来るようだが、ロスの問題なのか金銭の問題なのか、理由を考えるとうがった見方をついしてしまうのだから細かくは記しませんが、微量だけ送電出来る、どうもそう言う仕組みの様だ。
もしもごっこをしてもしようが無いけど、ちゃんと”有事の際”が考えられていたら、全国の世帯が節電する事で電気を失った地域の電力を十分賄えたのではないだろうか。
政府はアメリカに炉心の温度を下げる機器を送って欲しいと要請した模様。
そう言う特殊な機器を日本は持っていないのだろうか？と思ってみたり。。。
若しくは持ってたけどスペアがすぐに補充できる距離にストックされていない？
そもそもスペアが無い？？
他の電気各社にも何も無い？？？
報道のヘリが上空から映像を撮れるのだから、輸送の手段が無い訳では無いと思う。
ただ、万一の備えが無いだけだ、と思わされる。
独の首相がニュースで日本の原子力発電について、「安全管理が優秀」と発言されてましたけど、ほんとにそう思わされてるのか、それとも皮肉なのか。
とにかく、日本の原子力発電における緊急時の安全管理には取り返しのつかない欠陥がある事だけは多くの人の知る所になってしまった。
今ここでこの構造欠陥を指摘する事が意味を成すかと言うと、何も意味を成さないと思う。
たらればでしか無いから。
でも、敢えて言わずには居れない気持ちがある。
恐らく然るべき後に東京電力はなにがしかの処罰を受ける事と思う。
たしかに現在の東京電力と言う組織の中の権限のある方々に、危機管理意識が欠如している事は否めないとは思うけど、その土壌を作ってきた、華やかな場面でしか面に出ず危機に面した際はだんまりを決め込む輩が居ると言う事を記しておきたい。
情報公開の不備は東電の責任以外の何ものでもないが。
その輩はその”功績”で多額の報酬を得、名声を得、そして今安全な場所で何不自由なく状況を他人事の様に傍観している。
自分達のときは問題無かったと言う認識で。。。
それが得心いかない。
尋常じゃない災害によってもたらされた危機なのは疑い様が無いけれど、そこは強調するところじゃ無くて、事後の備えに不備が在る事が事態を重くしているのだと思う。
原発の危機管理システムを作ったのは、たった今在る東京電力だけでは無い。
まさか現在の、件の１社だけが処罰を受ける様な事は無いと思うけど、もし万一そんなことになってしまったら、若しそういう事にされてしまったとしたなら、それは間違いだと言う認識を持って欲しい。
そして、国内に在る５０基以上の原発が同程度の安全管理の意識に基いて運営されているだろうと言う事実。
恐らく事後である将来は危機管理も改善されるとは思うけど、今この時においては秀でた安全管理を出来ている電力会社は無いと言う現実。
これはおいらの考えだから誰に強要するでも無いんだけれど、間違いもあるかも知れないけれど、物事は一面だけを観て推し量る事は出来ないって事。
避難所で過ごされている方達のことはテレビを通じてこちらには伝わってくるけど、こちらに伝わってくるニュースなんか、本当に必要としている人々に伝わっているのかな？
助かった人々は地震もわずかばかり落ち着きつつあって、食料も届き始めて、電話で無事を伝える事の出来た人も居て、命を拾った人々は生きる事に真剣に向き合ってると思う。
生きようとしている人の希望を奪いかねない原発の問題。
助かった命をも奪いかねない原発の問題。。。
だからこそ福島第一の被害は最小限に抑えて欲しいと思ってる。
前にも書いたけど、悪いのは安易な意識で作られてしまった防災システムで、危険な現場でギリギリのところで頑張っている東京電力の社員の方だけが悪いわけでは決して無いと思う。
だから、助かった人、救助にあたってる人、原発で頑張ってる人、そう言う努力とか、報われて欲しい。
被災しなかった地域はなにがしかの力を維持していなければいけない。
力を失えば被災地の援助をする余裕も無くなる。
原発の問題はここにも暗い影を落としてしまう。
日本全体が力を無くしてしまう事は、被災してしまった地域が復興していくのにあってはならない事。
技術大国と言われた日本の底力を、目のあたりにしたいと思う。
原子力の安全管理に関してはアナログの要素は無いと思ってる。
安全か、そうじゃ無いかの二進法だ。
何とか被害を最小限に抑えて欲しい。
おいらには、ほんのわずかばかりの募金しか、出来ない。
災害から命を拾った人達の命が失われません様に、祈ってます。
かしこ。