昨年の芸能界と暴力団の関係、海老蔵騒動とつながる内容であった。
世間は芸能界、芸人、俳優を明らかに誤解している。
芸能とやくざは切っても切れない関係。
非人、人として扱われなかった芸人を唯一まともに扱い、庇護していたのがやくざだった。
芸能ビジネスを近代化させたのもやくざ(厳密には山口組はやくざではない)であった。
芸能界からやくざと関係があったものを排除・追放するということは芸能界そのものを破壊させることになる。
(「紅白」で暴力団関係を排除するのなら覚せい剤常習者も排除すべきであろう)
芸能マスコミが海老蔵叩きをしているのを見ていて、この連中はまったく芸能の知識がないのだなと感じた。
過去の隠し子のことまで持ち出していたが歌舞伎役者は世襲制故、実子が必ず跡を継がねばならないわけだが
生まれた男子が必ずしも役者としての素養を持つとは限らない。
”外”に子供を作ってその中から素養のあるものを嫡男としなくてはならないこともままある。
現在活躍している役者さんの中にも正妻の産んだ子供でない方もおられる。
このような事情を知っていれば、あのような報道はできないと思うのだが。
(昔の芸能人の中には外に子供をもうけるのは”甲斐性”と考えている人もいた)
昔の芸能マスコミはそれなりに仁義をわきまえて、公開できるもの出来ないものを区別していたが、
現在の「数字至上主義」では何でもかんでも他を出し抜いてスクープにしなければならないのだろう。
能や浄瑠璃に対し、格下であった歌舞伎が伝統芸能の頂点のように扱われるのも芸能マスコミに原因があると思う。
テレビによって芸能人が身近な存在となったことによるものなのだろうか。
テレビの存在は芸能の世界を大きく変化させた。
しかし、人々の心の奥深くにはまだ「芸人」を差別する心は残っている。