ライフパーク倉敷「いのちの講演会 | 田中トシオのあったかぁい元気

ライフパーク倉敷「いのちの講演会

約 1年前から講演依頼があった岡山県倉敷市

小さな命が大切にされる心豊かな社会を目指し 活動されている

ボランティアグループ は過去著名な方々が多く講演されている

「命の講演会」、私にはやや場違いな気がしたが、熱心に「ご自分の体験や考え方を自由におしゃべりして下さい」とわざわざ上京してまで説明して下さいました。
開演前から600席が満

員になってました。

今回は理美容師に「絵ことば作家」の肩書をプラスして、「絵ことば」

も多く使った。

私は評論家でもなければ そのために沢山の知識を勉強した訳でもない。いままで70年間生きてきた中の体験や機微、感動してきたことしかない。

 

その昔地元にあった重度身体者施設のカットボランティアは、 三人がかりで押さえつけ、足を椅子に縛ってカットしてた、15人で始めたボランティアだが最後は妹と二人になってしまい、20人近いカットは休日1日かかり、心身とも疲れ果てたころ遠くに越していった。

正直救われた気がしたが 引っ越し先でのカットはどうなるのか?、

一種の罪悪感とそんな救われた気持ちになる自分に嫌悪した。

 

今、スタッフは高齢障害リハビリ施設に交代で20年行っている。

中には地位も高く優秀だった人でも今は家族も来なく 記憶も定かでない人もいる。

誰でもいつか通る道としても 複雑な気持ちと、喜んで楽しみにして

待っている人がいる笑顔に爽やかな足取りでスタッフは帰ってくる。

 

また私が世界を回り、見聞した南アフリカに今も残るアパルトヘイトの現実、インドの階級制度 最下級のシュドラー、ミャンマーの内戦から生まれた多くの孤児、ロシアで遭遇した民族地下鉄テロ。

報道で知る シリアやアフリカからの難民、同じ国民での終わりのないテロ。国によって 思想によっての「命の軽重」の差がある。

 

飢餓がない 戦争がない 国が国民を殺さない 自由に発言できる

豊かで安心安全な国に住む日本人の不満は それらの国では

通用しない。

 

世界で一番幸せな国だと思うが すべてが満ち足り過ぎた中で日本を見下し 日本を卑下して 日本人としての誇りを持てず世界で一番の不平不満不幸の国と言ってる人もいる。

 

私は終戦の年に日本に生まれ 今の平和の日本に生き 日本人としての行動に誇りを持って感謝しつつ生きている。

                                              田中トシオ