パパはいない。
のんびり昼下がりのお散歩
シェリーを
誘ってみた。
ミッキーがんばれーって。
言いながら。
もしかして
ミッキー？
参道を上りきった先にある梅の木
そう。
こんな風に
一年前は
ミッキーと一緒にみた
この梅の花
春を迎えたね。
がんばったね。
って。
シェリーとの一年が
過ぎようとしている。
それは、
ミッキーが虹の橋へ向かって
一年ってこと。
あっちに行っちゃった時は、
耳も遠く
目も見えてなかった
ミッキーは
虹の橋のところで
ほかのわんこたちとも
交われず
はしっこを
ひとりトボトボ
歩いてるんじゃないかなーって、
パパと
心配したけど。
どうも健康な時に
戻れるらしい。
なら、
他のわんこと
ボールを追いかけて、
サッカーしてるな、
きっと。
シェリーとパパのサッカーをみると、
ミッキーも
若かりし、元気な頃
サッカーが好きで、よくやったなって
思い出す。
最後の一年のこと
春夏秋冬ごとに
ミッキーの思い出がよみがえる。
でもね…
ミッキー
ほんとに
ありがとう。
シェリーを
私たちに
紹介してくれたから
寂しい思いもなく、
今、笑顔で幸せに過ごしています。
ミッキーもこの梅の花
お空から見てるね。
きっと、笑顔でみてるね。
これからも
ずーっと一緒だよ。
