講師を頼まれたカルチャーセンターから催促が来て、1期3か月7回分のカリキュラムを提出せよとのことです。

かういふ作業は、気が乗りません。
雑誌に買つてもらへるかどうか分からない小説を書き出すやうなもので、受講者が集まるかどうかも分からない講座のカリキュラムなんてーー。

でも、出せと言はれればお引き受けした以上仕方ない。書きました。

講座は要するに文章講座で、タイトルは「600字で思つたことを全部書く」。
1回90分。7回も何を講義したらいいのでせう。

講演は1時間か1時間半しやべつて、あとは質疑応答。全体で2時間弱といふのが多い。それを7回もとなると、中身がなくなります。

前置きはこのくらゐにして、提出したカリキュラムは次のやうなものです。

手の内を晒すやうで、いささか逡巡しますが、ブログ友達の皆さんにはどうせ日頃からかなりプライバシーを明かしてゐるので、そのついでにーー。

 第1回  究極、何を書きたいか
        テーマを絞れ、欲をかくな
 第2回  読む側になれ
        分かり易く、読んで不快にならないやうに
 第3回  ちよつと気取れ
        会話を離れろ、最初と最後を凝れ
 第4回  地をさらせ
        開き直れ、気取りは見透かされる
 第5回  自分固有のリズムを知れ
        声に出して読み易いか、聞き難くないか
 第6回  語彙を増やせ
        適切な用語を使つてゐるか、いつも同じ言葉でないか
 第7回  まづ600字に慣れろ
        600字が文章の基本
      (この間に、随時、受講者の書いた作文の添削指導を行ふ)

以上です。

講座の謳ひ文句は、「日常生活で接する挨拶状やお礼の手紙、論文、感想文、投書など、比較的短い文章をどう書いたら効果的か、実例で学ぶ」云々、としました。

この講座は「ブログの書き方」は除外です。
こんないい加減な、猥雑にして場当たり的なブログをお見せしてゐて、「書き方」なんて恥づかしくて。

僕はメールやブログは「気取りのない、ふだんの会話」、ある意味で「メモ」だと思つてゐます。皆さん、大変達者だし、筆運びも早い。

論文や手紙をそのつもりで書くと失敗する、この辺りから話を始めようかな。