ほつとしました。大型原稿自由日記が見つかつたのです。

 17日の日曜日に近所の4軒の書店を廻つた折、最後に寄つたデパート内の三省堂で、試しに「取り寄せ」をお願ひしてきたところ、一昨日、入荷したといふ嬉しい電話を貰ひました。

 版元に在庫がない、製造してもゐないのだから、たぶん三省堂の全国の支店を探してくれたのでせう。
 自由日記だから何年前の物でも同じです。どこかの支店に売れ残つてゐたのでせうね。やはり大手は頼り甲斐があります。

 表紙の布地は、例年、グレーとか白とか薄茶とか、上品といふか地味な、年寄りぢみた色彩が多いのですが、今度手に入つたのは鮮明なワインレッド。同じワインでもボルドーといふよりブルゴーニュの赤といふ感じです。取り出すたびに心が鼓舞されるやうな色合ひです。

 値段も4年前と同じ。装丁も1日ごとのページの造作も変はりません。
 よし!これで3,4年は使へる。とにかく、ほつとしました。

 「ねえ、1冊あつたのだから、2,3冊あつたかもしれないわね。もつと買つとけば良かつたかしら?」
 家人はスーパーの安売り日にトイレットペーパーをまとめ買ひするみたいなことを言ひます。
 
 確かに2,3冊買ひ置きしてをけば安心だけど、10年先の分まで日記帳を用意するといふのは、何となく尊大で、をかしい気がして…。