仕事とは
——リーダーとしてモチベーションを保ち続けるために——
「何を原動力にそんなに頑張れるんですか?」
ある日、後輩にこう聞かれて、ふと立ち止まってみた。
誰よりも、やる気があるように振る舞い
誰よりも、頑張る姿勢を見せ続け
誰よりも、元気でニコニコしている
当たり前にリーダーとは「そうでなくてはならない」と思ってた。
後輩からの[なせ?]や[どうして?]の意味がわからなかった。
管理職という立場は、華やかに見えて孤独だ。
部下には弱音を見せられないし、上司には言い訳できない。
「結果を出して当たり前」という空気の中で、プレッシャーと戦い続ける日々。
そんな中で、自分のモチベーションをどう保つか——
これはリーダーにとって大切なテーマだと感じている。
私自身、若い頃は
「評価されたい」「昇進したい」という外発的な動機がモチベーションの中心だった。だが、リーダーになってからは、その感情だけでは走り続けられなくなった。
むしろ、
**「誰かの役に立っている」「自分がこのチームに必要とされている」**と
感じたときに、一番力が湧いてくることに気づいた。
だから私は、メンバーの成長に寄り添う努力をしている。
部下が壁にぶつかったとき、
部下がリタイアしそうになったとき、
部下や仲間が自信を失くしたとき、
そばにいてほしい人はどんな人だろう。
励ましてくれる人はどんな人がいいだろう。
どんなリーダーならまた前を向こうと思えるだろう。
そんなことを考えながら、リーダーとしての立ち位置を考えている。
【部下や仲間のモチベーターになることがリーダーとしてのモチベーションのひとつ】
自分がかつてしてもらったように、今は「支える側」としてのやりがいがある。
自分自身が“挑戦者”であり続けることも大切にしている。
毎日の業務に慣れたときこそ、意識的に変化を取り入れる。
新しい仕事に手を挙げてみる、社外の勉強会に参加してみる、苦手なことに一歩踏み出してみる。
変化に飛び込むことで、自分の中の火種を消さずにいられる気がする。
最後にもうひとつ。
「誰のために働いているのか」を定期的に自分に問い直すようにしている。
——家族のため、仲間のため、未来の自分のため——
その答えが明確であればあるほど、日々の判断に迷いがなくなる気がする。
なんのため?誰のため?を問い、自分自身が腑に落ちたときがモチベーションの維持につながる。
この思いや気持ちが戦う原動力となり、背負う覚悟となり、乗り越える糧に変わる。
これも一つのモチベーションの保ち方だと思う。
リーダーのモチベーションは、チームにも連鎖する。
だからこそ私は、「前を向いて背中で語る」ことを意識している。
辛いときこそ、姿勢だけは下を向かず、胸を張って立つ。
誰かがそれを見て、少しでも勇気を持てるなら、それが私の働く意味になる。
今日もやったろ!!