レビューを中心にちょっと(かなり?(笑))語ってみたいと思います。
5月の記事に上のソフト両方とも買った♪しかも初めてDS手に入れた♪
なんて書いてました。
ずーっとレビューを書こうと思っていたのだけど、思ったほど遊んでいなかったので
ようやくのレビューです。
詳細に書くと2本分のソフトだと数週間分の記事が書けてしまいそうだけど、
さすがに今回は攻略日記はやめておきます(笑)、そんな暇は今はないのでね。
DS「Final Fantasy XII REVENANT WINGS」


まず現在遊んでいるDS「Final Fantasy XII REVENANT WINGS」ですが、
PlayStation2で発売された「Final Fantasy XII」のその後の話という
設定となっています。
「Final Fantasy XII」のヴァンやパンネロ達がその後どうしているのか?
そして現れた謎の羽根を持つジャッジとの戦いを描いたお話です。
ただDSというゲーム機の性能上、PlayStation2の「Final Fantasy XII」
のようなゲームシステムとは全く異なります。
戦闘システムなんて完全に別物ですね。
全キャラが常に複数の召喚獣を連れていて戦闘するシステムは、スクウェア
エニックスであまり見かけた事無い戦闘システムですね。
前例があるのかもしれないけど、私は知らないですね。
そんな難しいわけでは無く、敵を全員(召喚獣含む)で取り囲んでたこ殴りすれば
勝てるので恐らく前半はほとんど悩むことなく力押しでバトルには勝てます。
ゲーム難易度はかなり低いです。お手軽な感じがして小学生でもこれなら
攻略本なしで進められるのではないでしょうか?
「Final Fantasy XII」の主要キャラはほぼ全員出てきます。
「Final Fantasy XII」をプレイした事がある人なら、キャラへの感情移入をそのまま
持ち越してプレイできますよ。
ただお話的には「Final Fantasy XII」の複雑な人間関係の部分とか、各キャラの
背負う重い過去の話とかはあんまり関係なくなってますね。
Final Fantasy XII ではそう言った複雑な人間関係もストーリーの深みを与えてくれる
とっても良い部分でしたが、このREVENANT WINGSはその辺は前作を引き継いで
いる程度です。
人気の小説やマンガ、コミックがあると、原作者とは別の方が執筆する外伝ものが
出る事があるじゃないですか?あんな感じのソフトです。
本編Final Fantasy XIIのファンに贈る外伝もの。
大好きなキャラがまた活躍するのだから、好きな人にはたまらない作品でしょう。
ゲームシステムは、DSという制約もあるけどお手軽といった印象だし。
「Final Fantasy XII」を遊んでキャラ達にはまった♪という人には間違いなくお勧めの
ソフトです。
しかし逆にいうと「Final Fantasy XII」を知らないとつらいでしょう。
前作の主要キャラが出るて、世界観とかを引き継いでいるだけで全く「Final Fantasy XII」を
知らなくても遊べますが、これはどうみても「Final Fantasy XII」のファンディスクですね。
まだ攻略途中なので多くは語りませんが、現在の所の私の評価は
★★★
3つ星というか、Final Fantasy XII は大好きだったので、★3つ半ぐらいでしょうか。
取っつきやすいゲーム(戦闘)システムや、ケータイゲーム機用に複雑な部分を排したとか
Final Fantasy XII大好きとか、良いように取ると人によっては★4つぐらいまでいくかも。
PSP「Final Fantasy Tactics 獅子戦争」


次に、5月~6月はPSP「Final Fantasy Tactics 獅子戦争」を遊んでいました。
このソフトはもう10年くらい前?にPlayStationで発売されたソフトです。
グラフィックはPSPの性能にあわせて直してあるが、シナリオもゲームシステムも
PSの時とほとんど変わってません。
私はこのゲームをPSで既に遊んだいますが、それでももう一度遊びたいと思いました。
シナリオも知っているのにまた遊ぶの?と思うかもしれませんが、
このゲームはひと味違うのですよ!
凄く人間関係が複雑で、それぞれの背景や性格、考えがしっかり作り込まれていて
敵であっても彼らなりの信念を持って戦ってくる。とっても良質な物語を読んで
いるようなのです。
しかも10年前では理解仕切れなかった、登場人物達の考え方などが自分が成長した
ことで理解できる、といった部分もあったりと重厚で実に考えさせらる難しい話です。
本当にとても良く丁寧に作り込まれたシナリオです。
個人的には大好きな作品で、PSP版での発売を発表のときからずっと心待ちに
していました♪
お話は良質の小説を読むようなその先を知りたくなる、とても良いお話。
そしてゲームシステムもストーリーに負けないくらいに面白くて良くできてます!
戦闘はタクティカルシミュレーションなので、取っつきにくいところもある。
ゲーム難易度ははっきり言って難しいレベルです。
いい加減に布陣を組んで適当に戦うと全滅なんて良くありますよ。
タクティカルシミュレーションの戦闘も面白いけど、アビリティーの取得、ジョブチェンジ、
パーティの編成、どれを取っても面白い、素晴らしいバランスのゲームですよ。
ストーリーは名門ベオルブ家の末弟ラムザが戦いの中で、仲間を見つけ、裏切られ
それでも自分の正義と信ずる考えを貫く姿を描くもの。
大人社会のドロドロした裏切りの中に巻き込まれつつも、信じるものを曲げずに
戦う姿に引き込まれます。
未プレイの方、PSPを持っているけど面白いソフトが無いとお嘆きの方、
ぜひ「Final Fantasy Tactics 獅子戦争」を遊んでみて下さい。
特に子供よりも大人の方にお薦めしますね。
PS版でプレイ済みですが私の評価は当時から変わりません!
★★★★★
文句無しの5つ星です♪
私としては、ここでどうしてでも言っておきたい事があります。
「Final Fantasy XII REVENANT WINGS」が4月26日
「Final Fantasy Tactics 獅子戦争」が5月10日
すごく発売日が近かったですが、別にそこに不満はありません。
欲しい面白いソフトならそんな事関係なく買いますから♪
そんなことより開発者の『松野泰己』さんの話です。
彼がどんな人なのか知らない人も多いので彼の作品を紹介します。
<クエスト時代>
・伝説のオウガバトル(SFC)(1993)
・タクティクスオウガ(SFC)(1995)
<スクウェア時代(現スクウェア・エニックス)>
・ファイナルファンタジータクティクス(PS)(1997)
・ベイグランドストーリー(PS)(2000)
・ファイナルファンタジータクティクスアドバンス(GBA)(2003)
・ファイナルファンタジーXII(PS2)(2006)
この6作品全部遊んだことありますし、全てとっても面白いですよ。
この他にもPlayOnline(FFXIをプレイする時にまず立ち上げるソフト)
なんかも開発されていたようです。
彼の作品はどれもとても登場人物の人間関係が複雑に絡んでいて、それぞれが
一人一人がとても深い背景、信念を持った人物設定をされていて、一概に敵である、
味方であると言えない考えさせられるストーリーが展開します。
私の大好きなクリエーターの一人です。
しかしながら「Final Fantasy XII REVENANT WINGS」は彼が携わった
「Final Fantasy XII」の続編的位置づけながら松野氏は参加していません。
「Final Fantasy Tactics 獅子戦争」は彼が携わったPS版「Final Fantasy
Tactics」のリメイクです。
何が言いたいのかと言うと、今のスクウェア・エニックスは松野氏が作ったソフト、
資産を継承、悪く言えば使い回ししています。
ではその松野氏はどうなったのか?
公式には2005年8月にスクウェア・エニックスを退社した事になってます。
2006年発売の「Final Fantasy XII」の完成を待たずにして辞めたということです。
「Final Fantasy XII」の発売がかなり遅れたと記憶しています、その理由に
プロデューサーの松野氏に何があったのかという部分が、かなりのウェートを
占めていると思います。
これも公式には松野氏の病気療養による降板と発表されています。
大好きなクリエーターなだけに凄くその辺、何があったのか気になるのと、
この事でクリエーターをやめないで欲しいです。
所属する団体が違っても彼の作り出す世界観のゲームは大好きなので、
ぜひまたどこかで新作を作って欲しいものです。
少なくとも彼が作り出した世界観が今のスクウェア・エニックスのゲームソフトを
支えているのですから。