企業の合併及び買収を総称して言う。他の企業を取得しようとする際に、それを企図する
主体やその子会社などに吸収合併させたり、相手企業の株式を買収して子会社化したりする
手段が用いられることから、およそ企業の取得という効果に着目して総称するものである。
(Wikipedia より)
堅くて、笑えない話です。DDにも関係ないので、DDを見にいらした方は飛ばして下さい。
私が勤めていた、前の前の店舗に関する話である(電算室を出た直後に勤めた店舗)
そこには、競合するライバル店舗があった。
地元企業の同業他社が頑張っていたのだ。
ちなみに私の勤めている会社もホントはローカルな地元企業だったのに、合併やらを繰り返して
全国規模の会社にいつの間にかなっていた。
私は個人的にはそのライバル店は好きです。
うちの店は午後8時に閉店するのに、夜の11時まで営業しているのです。
仕事帰りに立ち寄れて、情報収集がてら大変だよねーこんな遅くまで、と思いつつ買い物していた。
でも仕事では別、店長とはライバル店の噂をし、あちらの店もかなり売上が大変らしい、
あそこの店がつぶれてくれればうちの店は大安泰なんだが、もうしばらく頑張って力尽きるのを
期待しようぜ、なんて会話はよくしていました。
他力本願的な話だが、別に当時の私の勤めていた店が傾いていたわけではありません。
売上的にはきつくてもまだ余力のある店でした。
こちらはやることをキチンとこなしていれば、充分戦える状況でした。
そんな中で私は次の店に転勤したので、その後のことは詳しくありません。
実家に帰れば隣町のその店の状況は気にはなったが、とり立てて通り道とかでもないので
立ち寄ることもなく、どうなっているかなぁぐらいに思う程度でした。
ちょうど先日実家に帰ったときに地元ローカルテレビのニュースに流れたのです。
「△△は、6月1日付で○○に株式を譲渡し○○の子会社になることがわかりました。」
あちゃー、結構やばい状況とは伝え聞いていたけど、とうとうこんな結果になっちゃった。
連続3期の赤字だとか、そりゃあどうにかしないといけない状況だったよなぁ。
破産で店舗閉鎖にならなかっただけでも幸いか?
企業同士は食うか食われるか、弱肉強食の状態。
相手は万策尽きて負けたのである。
なんてことはない、この自分がライバルとして相手を苦しめていた当事者の一人である。
そこに勤めている人達の気持ちを思うといたたまれませんね。
こんな現実を見せつけられるとつらいです。
株式譲渡されて、子会社としてとりあえずは店舗は残るようだけれど...
間違いなく今の店舗の形ではなくなるでしょう。
親会社の意向で店舗の形は面白みのない親会社と同一となり、かなりの社員が辞め
ちゃうだろうな。
ちなみに、面白みのない親会社というのは、なにを隠そう私の会社です。
戦争していたライバル会社に株式を譲渡したのです。
白旗をあげて軍門に下ったという状況ですか。
はっきりとしたリストラなんてやらないでしょう。
でも配置転換とかで遠くへ飛ばされたりすると社員はボロボロ辞めるでしょうね。
なんかホントいたたまれないなぁ~。
引き受けたうちの会社側も維持しないといけないから、今度は他から社員を持って
こないといけなくなる。
はやくうちの仕組み、システムを導入したいから、手っ取り早くは教育するよりも
知識を知っているベテランを連れてくるだろうし。
手を挙げて異動を希望しようかな。
実家から通えるし....
ところでこの企業買収劇、社内通達はありましたので店に出社したら貼り出されてました。
しかしなぜかうちの会社はプレス発表していません。
ですのでGoogleなんかで検索しても全くでてきません。(探したって無駄ですよ(笑))
全国規模の会社が赤字で苦しむローカル会社一つ買収したところで、売上を上方修正
する程でもないからなのか。
相手のことを考えると、余計バカにしてるよね。
そんなわけでちょっと今日は憂鬱です。
うちの娘に癒されてもらいます。
