ToHeart2 愛佳シナリオ その6 | てぃーてぃーぜろいちの不定期日記

てぃーてぃーぜろいちの不定期日記

個人的な趣味の日記です。どっぷりはまってしまったドルフィードリームを中心に、PCやゲームについて偏見一杯に語っていきます(笑)

6回目の攻略日記です、エンディングまで一気に話を進めます。
と思っていたのに、
40000字以上あって保存できないって(爆)
そんなわけで今日と明日にやっぱり分割します。

ではでは早速攻略開始!

4月29日(木)
ゲーム中はみどりの日と言っているけど、今年から昭和の日なんだよね。
主人公によるこだわりのお好み焼きの話。毎度の事ながら、日曜、祝日は
イベントのないゲーム。もったいないシステムだと思う。

4月30日(金)
あまりの眠気に逃げ込んだ図書室で由真に会う。
おや?こいつに出会うの久しぶりやな。

   「・・・そういえばあんた、愛佳と最近仲いいよね」
   「ん、まぁ」
   「でも、まだ教えてもらってないんだ」
   「何を?」
   「ふふん」
   「だから何を」
   「愛佳の誕生日、あしたなのよ」

え”っ!!
それ、とっても重要な事じゃないか!
突然に大きなイベントの予告である。
由真サンキュー!
でもどうする主人公?プレゼント
それから昨日愛佳が持っていたファンシーな包みも気になる。プレゼントの
前渡しか?誰からもらったのかも気になる。

そして放課後のいつもの書庫の整理作業、あいまのお茶の時間。

   「もしかして誕生日近い?」
   「え?」
   「例えば明日とか」
   「ええっ!?」
   「ど、どうして・・・!?」

正面から確認に行ったか主人公、えらいえらい(笑)
その後、どうもプレゼントも何を贈るかひらめいたようだ。

   「明日、さ。学校終わったら映画でも行かない?」
   「え・・・」
   「あ、ごめん。やっぱり先約あるよね」
   「ありませんありません、そんなのひとっつもありませんっ」

おっ?明日はとうとうデートだ!
楽しみ楽しみ(笑)

5月1日(土)
いよいよ今日は愛佳の誕生日!
待ち合わせ場所は書庫。
見に行く映画は戦争物、ちょっと笑えてちょっと哀しい話というが、
主人公意外なチョイスなのね。まぁべたべたな恋愛物だと無理というか無謀か(笑)

   「あ、それ知ってます。ちょうどあたしも見たかったんですよ」

愛佳もその映画気に入っていたようだ、それなら丁度良かったね。

上映までに時間がありヤック(マックのパクリ?)に寄って時間を潰す。
終始上機嫌な愛佳、主人公は愛佳の誕生日に二人の意志でこうして会っている事を
理解する。そして映画館へ。

そして映画が終わって、愛佳はとても良かったようだ。
涙が止まらないらしい。

   「誘ってくれてありがとう」
   目尻に涙を浮かべながらの微笑みは、思わずうろたえてしまうほど
   きらきらしていた。

うわぁ~~~めっちゃ羨ましいわ~。

   「誕生日おめでとう」
   言葉と一緒に紙袋を差し出す。
   「え・・・」
   よほど驚いたのか、愛佳は目を見開いている。やがてその瞳が揺れ、大粒の
   涙がポロポロとこぼれ落ちてくる。

うわぁ、タイミングばっちり格好良く言えたじゃん主人公!

   愛佳は満面の笑みを浮かべる。紙袋を自分の胸に押しつけ、そのうち中身を
   ぺちゃんこにしかねない。

すごく喜んでもらえている、よかったね主人公。
で、そのあと愛佳が自分のカバンに躓いてしまって、そして見覚えのある紙包みが
カバンから出てしまう。

   誰からもらったのか。
   何をもらったのか。
   直接聞きたい気持ちを喉の奥へ押し戻す。
   やがてゆっくりした動作で紙包みを拾った。
   「プ、プレゼント。なの」
   一瞬、何のことなのかわからなかった。差し出された紙包みと愛佳の顔を見比べる。
   「え・・・? 俺に?」

えっ!?
すごい意外な展開にびっくり!
いつも感謝している主人公に、誕生日は愛佳だけどお礼がしたかったそうな。
うわ~~~ん、ええ娘やないの愛佳、想像していなかった展開なだけに余計に
愛佳に惚れたぁ~~~、愛佳可愛いよ!

5月2日(日)~5日(水)
ゴールデンウィークは一括りでイベントなし。
あの~一つ思うんだけど、ゴールデンウィークをイベントなしで飛ばすのなら、
この時間設定だと別に春でなくても、問題ないような気がするのは私だけだろうか?
あぁそうか転校生の環姉は良いとしても、春でないと新入学生のこのみちゃんは
ちょっと無理か?
別にいいじゃん普通の下級生で(笑)

5月6日(木)
放課後いつもの書庫へ行くとそこではお着替え中の愛佳にばったり遭遇!
とんでも無いところに出くわして平謝りの主人公。
なんでも主人公が昨日プレゼントしたケープを汚したくないから、制服から体操服に
着替えようとしていたとのこと。
制服を汚さないようにとプレゼントしたケープなのに本末転倒。
ケープを着てきなさいと言われて渋々ケープを身につけてくる愛佳。

ここであの愛佳のケープが登場!
ちなみにDD愛佳のもう一つのオプションのブルマは、この時のお着替えではいていた
ブルマでした。

そしてケープを身につけた愛佳登場!

   「あの・・・?」
   「うん、かわいい」
   断定され、一瞬愛佳は目を丸くしてポッと赤くなる。

いやぁ~ストーリー知ってしまうと愛佳のケープがちょっと欲しくなった。
主人公からの大切な誕生日プレゼントだなんて。そんな設定の品物とは知らなかった。
いいなぁ、なんか欲しくなってきたヤフオクで安く出品されないかなぁ(笑)

それからしばらくして、

   「今度はあたしから誘っていいですか?」
   「何を?」
   「で、でーと」
   「えっ」

これまた意外な展開、しかも連れて行きたいところがあるとのこと。
どこだろう?

5月7日(金)
放課後いつもの書庫に行くと、愛佳が椅子にもたれて寝ている。
いたずら気分で顔をよせると、愛佳は目覚めたがまるで悟ったように構える。
うわっ!もうちょっとでキスシーンってとこだったのに、その場へ図書委員長
が入ってきて破られた。
もともと愛佳がしている書庫の蔵書整理は学校の方針とも違い迷惑な作業。
ほとんど使われていない書庫の蔵書は撤去されるもの、やっても無駄な作業で
じゃまなもの。
図書委員長は愛佳に対して来週中には整理を始める、それが退去期限という。
愛佳は言い返すでもなく、でも了解するでもなく、ただ耐えている様子。
主人公も愛佳の態度にはちょっと不可解を感じている。

その後書庫に戻った愛佳からやっていた蔵書整理の作業が、望まれてやっている
作業ではないこと、そしてそのことを隠していたつもりではなかったことを
伝えられる。

   「今まで、ありがとう」
   「楽しかった・・・です」
   「過去形にするなよ」
   「だって、これ以上は迷惑・・・」
   「勝手に決めるな。それを決めるのは俺だ」

おぉーー主人公男らしいじゃん、いいこと言うよ。
でも結局愛佳の口から肝心な、なぜ書庫での作業に固執していたのかは、
教えてもらえなかった。

5月8日(土)
愛佳が書庫の鍵をなくす事件。
まぁ愛佳らしいというか、本人は大変困っているのだが。
その姿が可愛いし、全く持って天然だねこの娘(笑)
想像通り、いや想像以上のボケというか天然っぷりを発揮してくれます(笑)

5月9日(日)
今回はホントにすっ飛ばされた(笑)

5月10日(月)
主人公がふと見た雑誌の記事に、昔の書籍がオークションで高く売れるという
ものを愛佳に話する。
はじめは学校の蔵書を勝手に売るなんてといいながらも、主人公の話に気持ちが
変わる愛佳。
自分たちが作った蔵書のデーターベースを使って、めぼしいものを絞り込み、
そして棚から取り出す。
その際愛佳が使っていた脚立が壊れてしまって、仕方なく主人公が愛佳を支えて
高い位置の本を取る。いわゆる"たかいたかい"である。

その後の二人の会話

   「みんなが望んでいることって聞こえがいいけど、図書室の役割って
    そういうことじゃないと思う」
   「なりがたいものの手助けをしてこそなのに」

使われていない書庫を整理して、空いたスペースでCDを置くというのが
学校の方針らしい。生徒からの図書室への要望の一番がCDの設置だとか。

   「例えば?」
   「個人で負担するには高価な本とか、手に入れづらい資料とか」
   「まあ、冷静に考えればそうだよな。マンガやCDなら放っといたって
    みんな自分で買っていくし」
   「まあ、図書室にマンガがあれば嬉しいけどね。そのせいで他の本が
    入らなくなったら本末転倒だよな」

主人公も愛佳も大事なことに気づいた見たい。

   「・・・嘘って怖いよね」
   愛佳の呟きは、これまでの話とは違うようであり、つながっている
   ようでもあった。
   「知らないうちについていて、気がついた時には手遅れになってる」
   一瞬、口ごもる
   「・・・あたしも臆病で嘘つき」
   わずかな無言の間に愛佳は何を思っていたのだろう。

何に対して嘘をついたと愛佳は言っているのだろう。
気になる。

5月11日(火)
放課後、書庫に入ろうとすると置き手紙、図書室に来て欲しいという。
そこへ行くと愛佳の姿はなく、主人公は図書委員に捕まえられた。
図書委員長の差し金かと思いきや、思ってもいない言葉であった。

   「あの、委員長はきつい言い方しましたけど、図書委員がみんな
    そういう風に思っているわけじゃ決してなくて・・・」
   なんだか予想していたのと違うみたいだが・・・。
   「むしろ助かっているというか・・・。
    開架図書のバーコード化だってそもそも小牧さんがいなっかたら、
    去年のうちに終わらなかっただろうし」
   「そうなの・・・?」

愛佳は本当は図書委員から厚い信頼を得ているようだった。
なのにあの図書委員長の態度は、3年生である図書委員長のスケジュール
が押し迫っていて、その焦りからだろうというもの。

   「ですから、こんなことになって本当に申し訳なくて」

最後には謝られてしまった。
誰が悪いというわけではない。タイミングが悪かっただけなのだ。

いつもより少し遅れて入った書庫、愛佳は今日も椅子で眠りこけていた。
しかし泣きはらしたまぶたとほおに残る涙の筋に気づいた。

ここからの話は急展開的に進んだ。
なぜ愛佳が書庫の蔵書整理にこだわるのか、
なぜ主人公に御免なさいと謝るのか。
はっきりとは話はしてくれなかった、しかし愛佳の生い立ちを話してくれた。
それから容易に想像はついた。

   「そのコは生まれつき体が弱くて、毎日が家と病院との往復。部屋で、
    車内で、病室で、窓から見える景色が彼女にとって世界の全てでした
   「愛佳のこと・・・?」
   「いもうと」
   「ひとつしか離れてないから、物心ついた時から両親は妹にかかりきりで」
   「あたし、高い高いしてもらったこともないの。あの時がはじめて」
   わずかな言葉の中にも察することができる。
   きっと親に触れてもらうことの少ない子供時代だったのだろう。
   我慢することを両親から当てにされ、そのせいで遠慮の固まりとなった愛佳。
   欲しいものはいつだって手に入らなかった。
   そうだ。いつも側にいないと、プレゼントに何がいいかなんてわかるもの
   じゃない。
   「ある意味、他人よりも遠い・・・」
   「ひどい姉だよね、妹のことこんな風に言うなんて」

すごく可哀相だよ愛佳が。
親の愛情を充分に受けることが出来ず、我慢することを常に強いられていた。
でも病弱な妹を恨むような事も言わず。
とうとう、愛佳の心の奥底、彼女の誰も知らない一面を垣間見た。
なんて可哀相なんだろう、誰も彼女に優しくしてあげられなかったなんて。
別に彼女自身が何も悪いわけではないのに...
グッスン...本当に彼女を慰めてあげたい、なんていじらしいコなんだろう。

5月12日(水)
今日は予定通り、愛佳に付き合って愛佳の妹の病院に行く。
その道すがら、

   「もう欲しがることも苦痛で、外とのチャンネルを閉じていたら・・・
    いつのまにか周りはわからないものだらけ。気がついたらひどい
    人見知りで」
   「そしたら、妹が同じ学校に来るかもしれないって言うじゃないの」
   「いつの話?」
   「話だけはずっと前からあったの」
   「妹って結構プレッシャーなのよ。姉にとっては。
    妹が同じ学校に入ってくるのって、恐怖以外の何ものでもないのよ。
    だって、学校の中での姿とか見られるんだよ」
   「あたしには何もなかったから。妹に誇れる自分を見せるには、
    何も出来ないあたしには、ひとのために尽くすしか他になかったの」
   家でも外でも変わらぬ自分でいるため・・・。
   「みんなに頼られている自分、しか」
   「妹にいい格好見せたいだけ。
    好きで人のために働いているんじゃない。
    みんなだって、あたしは人格のないただの委員長なのよ」

   振り返ると、愛佳は陽射しの中で少し寂しそうに微笑んで見せた。

ようやく愛佳が取っている行動の理由がわかってきた。
あまりにも哀しい理由である。
そして病室で、愛佳の妹の郁乃。
しかしこいつがまたとんでもない存在だった。

   「あんたみたいに、せっかくの命をなんとなく過ごしているだけの奴は
    もちろんだけど、姉のように何にでも一生懸命なのも不愉快なのよ」
   「だからね、ちょっと困らせては気を紛らわせてるってわけ。その点
    姉はコンプレックスの固まりだからうってつけなんだけどね」
   「お前・・・待て、それってつまり」
   俺の慌てるさまを見て、愛佳の妹はニヤリと笑みを浮かべる。
   「昔々あるところに、哀れな娘がおりました」
   「病弱な妹が何かとひどい目に遭わせるのです。娘は意地悪な妹にも
    真心で尽くしましたが、妹の仕打ちがやむことはありませんでした」
   だが、出だしだけ口にして直ぐにやめてしまう。
   「・・・昔話だと意地悪な妹が死んでハッピーエンドだよね、これ」

   「みんな知ってるよ。姉がホントは人見知りすることも、男が苦手なことも、
    小さい頃から寂しい思いをしていたことも」
   「姉はね、あたしが『自分がいらない子』だと思わないよう必死なのよ。
    そう思っているのは自分なのにね」

とんでもない妹である。
ある意味、終盤に来てラストボスに出会った気分である。
姉以上にとんでもないコンプレックスを持っていて、既に性格すらねじ曲がって
いる。強敵である。こんな妹から愛佳を助け出すことができるのだろうか?
実の妹なだけに余計に難敵である。まだ恋敵でも現れてくれた方が話としては
楽であるだろう。

そして病院からの帰り道

   「たまにせがまれて、郁乃に学校の話をするんだけど」
   「その中でも妹が興味を持ったのは、図書室と桜並木の話」
   なぜ愛佳が隠れ家として書庫を選んだのか、その言葉で納得が行った。

結局は優しいお姉さんなんだよ。愛佳って本当にいい子だよ。
郁乃の病は自分の免疫機能が逆に自分自身を攻撃するというものらしい。

   「ここ数年は視力も衰えて・・・ただでさえ狭い世界なのに・・・」

   「網膜の血管をどうにかするらしいんだけど・・・。
    視力の回復手術、三日後なの。本人の意志で」
   「難しい手術じゃないそうなんだけど・・・」
   「でも・・・万が一ということがあって・・・。
    その時は、失明ってことも・・・。
    もし・・・もしも、そうなったら・・・」
   「姉の姿を見せてやれるのは・・・今が最後なのかも・・・。
    だから、せめて姉らしく・・・」

愛佳の悲痛な思い、郁乃はわかっているのか!
なんで愛佳ばかりがこんな辛い思いを背負わなければいけないのか。
可哀相だよ、本当に彼女を慰めてあげたい。

愛佳とカーネーション

一度に投稿できなかったので、残念ながら今回はここまでね。
「ToHeart2 愛佳シナリオ その7」 に続く。