Instinct2Xはおすすめできるスマートウォッチか? | しょうちゃん オフィシャルブログ

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はじめに

清水の舞台から飛び降りる(大袈裟)つもりで手に入れたInstinct2X dual power(以下、Instinct2X)ですが。かれこれ1ヶ月以上利用したので、みんなが気にするようなポイントについて深掘りしていきたいと思います。

  • デザイン性
  • スマートウォッチとして見た場合
  • ランニングウォッチとして見た場合
  • バッテリー性能
  • その他

デザイン性

基本的にはデザインはカシオのG-Shockと思っておいたらいいのではないだろうか。だから、G-Shock的なデザインの腕時計が好きか嫌いかってことになると思う。こういうスポーツ&カジュアルなデザインの腕時計を日常的に使うことが憚られるような環境で仕事をしている人はさておき、デザイン的には普段使いしていて「格好悪い」ってことはないと思う。

 

私の場合は、Instinct2Xのホワイトを購入したのですが、おそらくブラックを購入すれば、どんな人も問題なさそうです。個人的には、ホワイトはすごく格好良いと思っています。

 

Apple Watchに代表されるような、のっぺりしたデザインが好きな人には向かないと思いますが、スポーティーなデザインが好きなら気に入るデザインではないかと思います。

 

スマートウォッチとして見た場合

次に、Instinct2Xをスマートウォッチとして見た場合にどうかを考えてみる。

 

< ネガティブ >

1. 液晶がモノクロ

2. タッチパネルではない

3. 日本語フォントがあまりきれいではない

4. カスタマイズ性が低い

 

< ポジティブ >

1. 常時表示がバッテリー消費に影響しない

 

総じて、ポジティブな要素は低い。無理やり探すなら、やはり「常時表示」であることが言える。これはスマートウォッチ以前に腕時計としての利便性が高い。やはり腕を持ち上げると液晶が点灯するスマートウォッチの微妙に点灯を待つ時間のストレスと言うのは、それ相応にある。

 

それ以外で見れば、モノクロ液晶、ボタン操作、モノクロ液晶ゆえの解像度の低さがフォントのきれいさの障害となり、カスタマイズについては非常に限られる。

 

正直なところ、通常のスマートウォッチ、端的に言うならスマートフォンからの通知を受け、歩数や心拍数などの健康指標を取得するとことだけをメインとするなら、Instinct2Xのようなものを購入する意味はほとんどないというのが正直なところだろうと思う。

 

ランニングウォッチとして見た場合

一方で、ランニングウォッチとしてみた場合には、がらっと雰囲気が変わる。さすがにGARMINと言わざるおえない、ランニングに関する機能は、とにかく完璧にそろっている。

 

ランニング、ウォーキング、そういうものをGPSで距離やコースを計測しながら行う習慣の人にとっては、やはりGARMINは最上の製品であるとはいえる。特にInstinct2Xは”登山”というターゲットがあるので登山する人には、ものすごい恩恵があるのだろうと思う。もっとも、私はまったく登山しないので、その恩恵は得ていないのだけど。

 

ランニングウォッチとして見たときに、GPSの精度云々は良く語られるが、今どき、どこのメーカーでもハイエンド製品の精度に大きな差はない。じゃぁ、廉価なGAMINのランニングウォッチであるforerunner 55などと機能的に大きな差があるかと言えば、この点については「GARMINの時計のランニング周りの性能はほぼ同じ」と言える。細かな違いはあるものの、3万円前後のモデルでも、ランニング利用だけなら、なんら遜色ないと思う。

 

個人的には「タッチパネルじゃなくなった」ことでランニング中の操作のストレスが激減したので、そこについては本当にすばらしと思っているけど、これは個人差があるかもしれないと思う。

 

バッテリー性能

バッテリー性能は抜群だと思う。そもそものカタログ表記が「40日」で、しかもソーラー充電の機構が搭載されている。ソーラー充電しながらスマートウォッチ的な利用しかしないなら無制限に使えるというような表記もされている。

 

ソーラー充電の要件は「150,000ルクス/日」なので、これは直射日光のかなり強い真夏に3時間以上外にいる計算で、実は全然現実的ではない。そうは言っても、例えば登山道をずっと歩いているとか、ハーフやフルなどのマラソンで外を走っている時に、充電もされているという安心感はすごい。

 

現実的に、

 

1. 30~60分/日ぐらいのランニングをGPS計測で毎日行う

2. ランニング以外の時間は屋内で過ごすことが多い

 

という、ごく標準的にな市民ランナー的な環境なら、だいたい20日ぐらいの利用と思っておくと良い。Apple Watchが長くて2日、WearOS系のスマートウォッチが3日ぐらい、Amazfitなどのものが約1週間~10日と思うと驚異的な長持ちである。

 

充電するのがめんどくさいずぼらな人にはとても向いている(笑) ちなみに、購入してから購入直後の充電を入れて3回しか充電していない(笑)

 

蛇足までに、バッテリー消費の大部分は「GPS計測」「心拍数測定」「睡眠測定」の3点セットなので、24時間の心拍数測定と、睡眠関係の測定をやめて、運動をしないまでしたら、いったいどのぐらいバッテリーが持つのかは興味があるけど、とてもじゃないけどテストできないレベルだと思う。おそらく2か月以上バッテリー持つと思う。

 

その他

他のスマートウォッチにもある機能だけど「音楽コントロール」は意外と重宝している。アラームやタイマーみたいな、ありきたりな機能も付いているんだけど、アラームの際などにビープ音なるの地味だけど便利である。

 

 

総合評価

現時点では、自分の用途やずぼらさなどと考えあわせた点では、100点という感じである。まったくもって不満はない。

 

ネガティブと書いているモノクロ液晶とか、地味なG-Shockっぽい外観も気に入っている。ランニングの記録をスピーディーかつ正確に取れるの良いし、ランニング中のボタン操作は誤操作がまったくなくて良い。

 

Instinct2X dual powerが向いている人は、たぶん、

 

・市民ランナーなど日常的に運動をする人

・外観に洗練された見た目よりシンプルな見た目を求める人

・ものすごく長時間持つバッテリー性能

 

この3点に魅力を感じる人なんだと思う。

 

私自身は、正直、ちょっと高いなーと思ったけど、大満足しています。