微妙に不便な羽田空港行き高速バスの話 | しょうちゃん オフィシャルブログ

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非常に出張の多い生活を送っている私なのですが。出張と言えば飛行機/新幹線ということで、今日は飛行機、特に私の自宅からだと羽田空港に行くわけなのですが、この羽田空港行きの高速バスの微妙な不便さについて書いてみたいと思う。

 

 

羽田空港と地元駅の間を往復しているバス、京急バスと神奈川中央交通の共同運航である。便宜的に、地元→羽田空港の便を「行きの便」、羽田空港→地元の便を「帰りの便」と書くことにする。

 

 

まず、はじめに行きの便の高速バスに乗るにはネット予約をすることになっている。ところがネット予約がなくても乗れるのである。これは満車の際には「予約した人が優先」という理屈だと聞いたことがあるのだが、実質的には搭乗時に名前の確認などはない。ネット予約の際に「後〇席」みたいに席数が出ていて、結構余裕があるなーと思ったら当日は補助席まで出るほどの満席なんてことが普通にある。荷物はあずけて貨物に積んでもらうこともできるのだが、貴重品等が入っていると預けられないルールなので中にノートPCなどが入っていると預けられない。その際に車内持ち込みになるのだが、バスに空き席がないと座席周りがとても窮屈なことになる。それでも、まぁ、荷物は極力、リュックの中に貴重品やノートPCなどを入れるように準備して対処しているのだが。

 

搭乗時の決済方法はバス停によってことなっていて、交通系ICカード(Suica/PASMO等)のみの場合と、バス停にいる係員から現金でチケットを買う方式がある、行きに関して言えばすべてのバス停で交通系ICカードが使えるので、交通系ICカードにある程度のまとまった金額をチャージしておけば、とりあえず安心というのがある。

 

行きの便の所要時間は50分~90分と結構ブレ幅がある。このあたりはブレ幅を考えても、家のすぐそばから空港まで乗り換えなしで到着できるメリットの方が大きいので気になっていないのが実情である。行きの便だけ利用しているなら、それなりに快適に利用できているのである。

 

 

問題は帰りの便なのだ。

 

 

帰りの便は、基本的に予約制度がない。すなわち空港で早い者勝ちで乗る仕組みである。これは実際のところ飛行機の到着時間というのはブレるので、しょうがない面もある。帰りの便は、羽田空港の券売機で「時間を指定したチケット」を買うという形式になっている。使える決済方法は、現金、交通系ICカード、クレジットカードである、、、ところが。この交通系ICカードが曲者で、モバイルSuica/PASMOなどのモバイル系決済に対応していない。

 

現在、世の中的にSuicaは新規発行がほぼ難しい状況にあり、PASMOも同様で「モバイルに切り替えを」と推奨しているのにである。

 

仕組み的にカードを券売機に挿入するタイプ(非接触形式ではない)で交通系ICカードを使う仕組みの券売機なので、モバイルPASMOの私はお手上げなのである。じゃぁ、乗る方法がないかというと、こんな方法になる。

 

 

搭乗するバス停のところにいる係員に言うと、こんな紙を発行してくれるのである。これを乗車時に渡して交通系ICカードで車内で決済するのである。バス停のところにいる係員がとにかく忙しそうで捕まえるのにちょっと難儀する。しかも、すぐ次の便ではなく、先の便を予約して食事などをしようとすると、結構歩いてバス停へ行き、↑のチケットをもらい、また飲食店側まであるくことになる。

 

 

 

私の場合、行きの便は「交通系ICカードのみ」のバス停で乗る。以前は、すべてのバス停で現金決済が可能だったので「行きも帰りも現金」としていたのだけど、行きが交通系ICカードなら帰りも交通系ICカードでと思うのが人情ってものである。

 

ところが現状だと、一番楽なのは「行きは交通系ICカード、帰りは現金」なのである。こういう非対称な構造って、本当にしょうがないなぁとは思いつつ、微妙に不便でもやもやするのである。

 

モバイルPASMOが使える非接触タイプの券売機を1つでいいから置いてもらうか、券売機の側にいる係員が↑の仮チケットを発行してくれれば、ずいぶんとストレスの軽減につながるのだけどね。

 

羽田空港の高速バスのみなさんは、ぜひご検討ください。