10月12日(金)柏崎市文化会館アルフォーレで「コツコツ貯筋体操まつり」が開催されました。
コツコツ貯筋体操というのは柏崎市が推進している高齢者のための転倒予防体操です。約3700人が参加しています。そして参加者、支援者が参加して行われる年に1回のお祭りが「コツコツ貯筋体操まつり」。
プログラムは
・医師講演(学び・つよぽん医師)
・ワンポイント講座(実践・若月PT)
・漫談(笑い・中野小路たかまろ)
この医師講演を依頼されました。市の介護高齢課から依頼を受けた時にプログラムを聞いて、医師の講演のあとに「漫談師の講演」があると聞いて…
よし!
漫談を超える笑いを取るぜ!
スライド作りに気合が入りました。元々の持ちネタだった「骨粗鬆と骨折」のスライドを徹夜で大幅に手直しして本番に挑みました。アルフォーレの大ホールいっぱい1100人の来場者。
反応は上々。皆。興味深そうに聞いてくれて、仕込んだネタは目論見どおりウケて笑いも取れました。終了後、主催者側、市の担当者の方々にも「よかったです!」と感謝されて、徹夜の甲斐があった、と大満足。よっしゃ、大成功
最後は、翌日13日に開催予定の病院祭で、DMAT救急車の展示や私の北海道地震のDMAT派遣報告をする予告を入れてちゃっかり宣伝(笑)
そのまま会場に残って、私の後の「体操ワンポイント講座」と「漫談講演」も会場から聞いていくことにしました。
中野小路たかまろ氏の「漫談講演」に打ちのめされました。自分、自分の母の物忘れや、旅行先で出会った高齢者の奇行のエピソードにダジャレも織り込んで「認知症」ネタの漫談。40分間ずっと会場は大爆笑の渦。私も引き込まれて一緒に大笑いしてました。
やっぱり…
漫談には勝てなかった…
講演成功!といい気になっていた私でしたが、爽やかな敗北感と「もっと人の心をつかむ語り」という目標、課題、そしてヒントをもらって儲けた気分で病院に戻りました。
そして数日後…
市の介護高齢課からお礼の手紙と一緒に来場者のアンケート結果が届きました。
95%が満足&おおむね満足!素晴らしい!私の講演も反応良かったし漫談むちゃくちゃ面白かったし。
で、意外だったのが↓
最も良かった内容、漫談17%に対して医師講演が65%。え?
漫談に勝ってた…
(勝ち負けじゃないけど)
漫談より勉強がよかったって、柏崎市民は真面目なのかな?振り返って自分なりの分析。漫談に笑いを求めるのは想定内。医師講演は、堅いマジメな話だと思っていたら、けっこうわかりやすくて笑いネタもあった、真面目なお医者さんだと思ったら実はヘンな医者だった。その意外性が評価につながったのではないだろうか…。
さらに「ヘンな医者」目指して精進する決意を固めました。