5月18日（金）病院から出張の形で糸魚川総合病院（糸総）に行ってきました。
目的は、病院の見学、視察、それと病院間の連携強化のきっかけ作りです。研修医の様子、整形外科を中心に病院全体を１日かけてじっくり見てきました。自分的には実りある貴重な１日だったので、備忘録を残しておこうかと。
午前7時にクルマで柏崎を出発して８時くらいには糸魚川に着いてしまいました。9時着の予定が…意外と近いぜ、糸魚川。時間つぶして９時、医局へ。午前中の予定は「研修医カンファレンス」参加です。
研修医カンファレンス
研修医10人以上と実習の医学生、そこに指導医も数人参加して（途中コールで出たり入ったりはあったけど）総勢20人の超濃〜い症例検討。研修医それぞれが、自分が担当して勉強になった症例、問題点のある症例、反省点のある症例を持ち寄って、10時半くらいまでと聞いていたけど、みっちり12時まで。私も思いっきり勉強になりました。
THE・研修医s。皆、救急外来などで担当した患者さんについて、自分で考えプレゼンして意見を言い合い、研修医同士で鋭いツッコミが入りまくります。勉強していて知識も豊富、自主性があって貪欲でアグレッシブ。こういう研修医たちが救急外来に張り付いて急患対応しているのは頼もしい。
カンファレンスの議論が真剣な雰囲気なので…私の研修医向けレクチャー（ドクターヘリの話）も途中に挟んでもらったんですが、検討会の合間の息抜きみたいなポジションに（笑）…ということで、私の講義は「息抜き」なので柏崎からお土産に持ってきた「ほんのびまんじゅう」を食べながら聴いてもらいました。講義よりまんじゅうが評判良かったかも(^_^;)
午後の見学
用意してもらった弁当を食べて、午後は整形外科部長のY上先生に案内してもらい、医事課、整形病棟、地域包括ケア病棟、整形外来、救急外来、オペ室、リハビリ室…余すところなく病院見学しました。ひとつの病院に長く勤務しているとアウェイの病院を内側から覗くのが新鮮。自分とこの病院の優れているところを再認識する、そして自分とこの病院のイケてないところ、改善すべきところにも気づく。
整形カンファレンス
16時くらいからは糸総整形外科の画像検討会に参加。糸総整形のY上先生と若手の先生、それと後期研修医、整形ローテ中の初期研修医、そして私の５人で今度はTHE・整形検討会。うちは新潟系、糸総は富山系、日本全国医療は共通とは言え、背景の違うルーツの違う医局出身の医師同士が少人数で集まる機会、ディープにひとつひとつの手術、治療を語り合う機会って意外に少ない。これもまた新鮮でした💗
夜の懇親会
最後は糸魚川駅前のイタリアンで更にディープに交流です。私と糸総整形の２人、後期研修医。そこになんと糸総の院長も参加。そして糸魚川と柏崎の中間点にある上越総合病院整形外科の２人が懇親会から参加。しかも上越総合組は臨床実習中の医学部６年生（これがまた新潟出身の富山大学医学部生で整形志望という…この会のために実習に来たかのようなww）も連れてきて、語りつくせない夜になりました。それぞれの病院の整形外科部長である柏崎の私も糸魚川のY上先生も上越のW部先生も、そして糸総院長のH口先生も、超上機嫌で饒舌な夜でした( ´ ▽ ` )
宿泊＆翌日
その日は駅に近いルートインホテルに宿泊。実はクルマで通ったことはあるけど滞在したことがなかった糸魚川です。翌日はチェックアウト後、フォッサマグナミュージアムに寄って、そのあとは能生の道の駅、マリンドリーム能生へ。ちょうどお昼時だったのでカニ天ぷら定食とタラ汁を食べて、ゆっくり下道で柏崎に戻りました。
欲張って隅々まで見てこよう、たくさん交流してこよう、と意気込んで訪れた糸魚川総合病院でしたが、膨らんだ期待を想定以上に上回って収穫の多い訪問でした。これをきっかけに糸魚川、上越、柏崎の整形外科は連携します。
次の集まりは上越で。
そしてその次は柏崎で
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