若くて可愛い女の子からX’masプレゼントもらいました
中学生の女の子。
はい、患者さんです(笑)
肘の怪我、家の風呂掃除を手伝っていて滑って転倒、という…ちょっと治療をえこひいきしたくなるような受傷機転です。
医者も人間ですからね。喧嘩で相手を殴って手の骨折した、とか、飲み過ぎてキャバクラの階段を踏み外した、とか、そういうのよりは、風呂掃除のお手伝いして怪我した健気な女の子を優遇したくなるのは人情ですw
ケガは肘の骨折、術中所見で靱帯と関節包も切れていて関節の不安定性がありました。脱臼骨折です。手術は骨接合と、靱帯縫合を行いました。
肘の脱臼、骨折はリハビリに手こずるケースが多いです。長期間ギプスで固定すると、関節そのものが固くなります。肘は3週以上のギプス固定は拘縮を来しやすい。でも3週では骨折はまだ治ってない。さあ、どうしよう…訓練開始のタイミングと、負荷のかけ方が難しい。
ギプスは2週で外し、すぐ支柱付き装具に切り替えて可動域訓練を開始しました。
でも…恐怖心からどうしても拮抗筋に力が入って(曲げようとすると伸ばすほうの筋肉にも力が入ってしまう)、なかなか可動域が得られない。連日のリハビリ。お母さんやリハビリスタッフに励まされて、涙流しながら頑張りました。
で、頑張ってる子には特別待遇、えこひいき(笑)
消防から譲渡されて来たばかりのDMAT救急車に乗せてあげました。喜んでくれて、その後のリハビリも頑張れたようです。
退院を決めた日に彼女からもらったプレゼントが上の写真です。
彼女の妹ちゃんも、私にプレゼントをくれました。折り紙で作った時計とビーズのストラップ。折り紙はバンドの部分に紙の裏側を使って色のアクセントを出してる。良いセンスです。そして手紙。
ありがとう
そして…
Merry X’mas
cf. お母さんの許可を得て掲載しました。