私は毎日定時に退社しています。こう言うと昔なら「えー信じられない!」と言われそうですが、最近は働き方改革が浸透したせいか、それほど珍しがられません。本来はそれが正しいのですから。
私が銀行で働いていた時代(約35年ぐらい前)は毎日残業するのが当たり前だとされていました。定時に帰ると職場の上司や先輩達が心配して「どこに行ったのか」と探したりしました。ですから早くても20時まで残業するのは当たり前。21時を過ぎたら帰っても良い。と言う暗黙のルールがあったのです。
バブルが弾けた後はもっとひどい状況でした。私は午前0時が定時で、午前2時ころまで残業するのも珍しくありませんでした。当然電車は走っていませんから会社からタクシーチケットをもらってタクシーで帰ります。
埼玉県の自宅までは深夜料金で1万7000円ぐらいでしたから、運転手は喜んでました。しかし私は家にたどり着くのが午前3時ぐらいでしたから、風呂に入ってすぐに寝ても朝7時には起きなくてはいけないので、睡眠時間はわずか3時間程度でした。おまけに土日も休日出勤が多かったです。こんな生活を2年ぐらい続けさせられました。おかげで、身体はボロボロになりました。
だから働き方改革はまさに神の声でした。更にパワハラやセクハラも
厳しくなりましたので、今では職場の雰囲気は一変しています。
私は今は契約社員ですから、時間外手当というものがないわけですから定時に帰るのは当然です。しかし、仕事が面白いかと言うと、全然面白くないです。なんか足りないんですよね。私にとっては、そっちの方が問題なんです。
