不動産融資が増えているらしい | 今、私が考えていること

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今日金融専門誌を見ていたら、最近銀行や信用金庫などの不動産投資ローンが増えていることが分かりました。不動産投資ローンと言うのは不動産に投資するための資金を貸すと言うことです。住宅ローンと似ていますが住宅ローンは収益を見込んで投資するわけではなく自分の居住用に不動産を購入するわけですから違います。

 

不動産投資ローンは基本的には土地や建物などの不動産を購入して、事業用に賃貸マンションや分譲マンションや大規模店舗にして収入をあげるために投資することです。しかし昔のバブルの時は買ってすぐ売ると言う、いわゆる「ころがし」を繰り返して売却益を取ることに熱狂した結果、不動産バブルが起こり、それを止めようとして日銀が金利を突然引き上げたために不動産投資に急ブレーキがかかり不動産価格が暴落。それで莫大な損失を出したのです。

 

今の状況はそれとよく似ていますが、今のところ個人はまだあまり参加していないようなのでそれほど心配しなくてもいいと思いますが、この調子だと不動産価格が爆上がりしていき、逆に個人が家を買えなくなってしまう恐れがあります。

 

銀行や信用金庫はようやく金利が上がり始めてローンで金利収益を稼げる環境になったのですが、肝心の資金需要がありません。景気はいまだに回復していない上に、トランプの関税引き上げのせいでむしろ経営は一層厳しさを増していきます。だから企業は銀行からお金を借りないのです。そこで銀行は不動産投資に目をつけたのです。

 

実はこの経緯も昔のバブル発生の時と同じです。やはり心配です。

総裁選で踊りまくっている自民党のおっさんとおばさんは分かっているのだろうか?