日経平均は現在4万2633円(8/22)です。この水準は1989年のバブル経済時の最高値3万8915円を超えてきたという事で大きなニュースになっています。この先はどこまで上昇するのでしょう。5万円までは行くのか? これについてはいろんな説があります。
私は株式投資の専門家ではありませんので、論理的な推論は立てられませんが、私なりの考え方では日経平均株価は8万円ぐらいの水準まで上昇してもおかしくないのではないかと思います。1989年12月末の3万8915円は既に36年前の話です。それから世界の国々では物価が2倍以上に上がっています。しかし日本だけは賃金が上がらず、金利もほぼゼロ金利だったこともあり物価はほとんど上がりませんでした。そういう意味では36年前の当時の株価と円の価値は変わらずに推移してきました。しかし今になって日本でも物価が上がっています。外国とは約2倍以上もの格差があるのが徐々に修正されつつあります。ということは株価も本来ならば2倍に上がってもおかしくないのではないでしょうか。
日本の会社の株は割安感があるから外人投資家が好んで買っていると聞きました。このことは日本に住んでいると分かりません。日本は金利が上がってきたと言っても1.6%しかありません。預金金利に至っては定期預金でも年0.25~0.3%程度です。
日本人の賃上げ率は物価上昇率より低く、それを物価上昇率より低い預金で運用していたら金融資産はどんどん価値が減ってしまいます。
こういうことをテレビなどでは話題にしません。それは自民党は経済政策の失敗を認めることになるからです。立件民主党もその他の野党も同罪です。経済のことがわからない、ただの人気者や二世議員だけが政治をやってきたからではないのでしょうか。
もう日本は「経済大国」ではありません。