土曜ドラマ「ひとりでしにたい」のこと | 今、私が考えていること

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綾瀬はるか主演のドラマ「ひとりでしにたい」を見ました。主人公の鳴海(綾瀬はるか)は39歳の独身OL。小さいころから理想とあこがれていた叔母の孤独死にショックを受けて、自分の生き方を見直すというというところからスタートします。叔母は独身を貫き、大企業に勤めて仕事に生きていましたが、定年退職を境に目標を失い、消極的になり、ある日自宅の風呂場で死んでいたという。それは鳴海にとっては想定外の出来事で、自分も将来叔母のように孤独死になるのではないかと心配します。そこで急遽、婚活に精を出しますが39歳ということもありなかなか良い人と巡り合えず挫折。打ちひしがれた鳴海は考えた末に、「ひとりで生きて、一人で死にたい」と決意します。ここまでが第一回と第二回の展開でした。

 

このドラマは最初からドキッとするほどテーマを前面に押し出してきて、視聴者に問題意識を提起してきます。まずは、結婚しない女性という生き方はどうなのか。そして老後の生活はどうすればいいのか。今多くの女性がこのような悩みを持っているのでしょう。

 

昔の日本は男女が平等ではなく、同じ職場で働いていても女性のほうが給与が低い、それが当たり前だと言われていました。そもそも女性が社会に出て働くことすら困難でした。しかしあれから日本も大きく変わり、現在は男女の格差はほとんどなくなりました。だから女性は就職して働けば自分一人で食べて行けるに足る賃金をもらえるようになりました。そうなれば必ずしも結婚しないと困るということはありません。昔は結婚して夫に養ってもらうというのが普通でしたが、いまは必ずしもその必要はありません。

 

だから鳴海のような生き方は当然成り立つのです。しかし結婚をせず、子供を産まなければ自分の家族はいないわけで、将来歳を取ったら孤独になることは避けられない。しかしドラマの中ではこう言っています。「子供が居たってあてにはできない」と。したがって、早めに老人ホームに行くべきだと。

 

私なんかこのドラマを見ていろいろ考えさせられます。