先日、自治体の新卒内定者の内定辞退が5割を超えているという話を書きましたが、これは自治体に限りません。今は低すぎる給与に我慢するなんて若者はいません。昔は日本の会社は家族も同然だというのが自慢でしたから、外資系に行って突然首を切られたくはないと思いましたが、今は日本の企業でも平気でリストラのために首を切りますから、違いは無くなりました。外資系の企業は優秀な人材には破格の待遇を提示します。これには伝統ある日本の名だたる企業でも勝てません。こうして良い人材は外資系または新興企業に流れていきます。
だから企業は社員の給与水準を劇的に上げるべきです。少なくとも2倍にしなさい。そうすれば企業全体に活力のある雰囲気がみなぎり、みんないい仕事をするようになるので、業績は上向きます。決算の数字とは別に、大きな変化が生れます。経営者はそれを信じられますか?
