今日の話で、のぶと嵩は4年ぶりに再会しました。のぶは戦時中に教師として子供たちに間違った指導をしてしまい、そのことが多くの教え子たちを戦争に仕向けてしまったのだと後悔し教師を辞めました。しかしそれだけではのぶの気持ちは収まりませんでした。夫の死もあり、もう生きていても仕方ないと嵩に漏らします。
それを聞いた嵩が切々とのぶに語り掛けます。私はその言葉に惹かれました。
「正しい戦争なんてあるわけがない」
「まやかしの正義で…大勢死んだ」
「だから正義なんか信じちゃいけないんだ」
「すべての人を喜ばせる正義、僕はそれを見つけたい、何年かかっても、何十年かかっても、みんなを喜ばせたいんだ」
これがアンパンマンを生み出す原点なんですね。
残念なことに世界には「まやかしの正義」は今も生き残っている。
ロシアやイスラエルなどがそうなのではないか。日本はいまこそアンパンマンの活躍をしなくてはいけないのではないか。