日本が太平洋戦争に踏み切った理由はアメリカによる経済封鎖にあります。日本への石油の輸出を封じたから日本はインドネシアなどの南方の石油資源などを手に入れる必要があったのだ。
一方、アメリカには言い分があった。日本が満州国を建国して中国侵略を進めたからだ。アメリカは当時、列強の中では中国進出が遅れていたから日本に先を越されては面子が立たない。そこで日本イジメをした。それが経済封鎖だ。
それで日本が怒って真珠湾攻撃に出た事を理由に日本との戦争に突入した。つまり全てアメリカのはかりごとに日本はまんまと引っかかって乗せられてしまったのだ。
アメリカという国はこういうふうにして、相手を追い詰めて刃を向けて来た事を大義名分として戦争をする。その典型的な例がイラク戦争だ。現在のイスラエルとイランの戦争にも似たような背景が臭う。
日本の海軍大臣だった山本五十六はアメリカとの戦争に反対した。それはアメリカをよく知っていたからだ。情報を集めて冷静に検討しないと多くの国民が犠牲になる。そういう政治家を揃えられないと、我々国民はひどい目にあう。情勢を真剣に見ないといけない。そんな事を感じました。