「ブラタモリ」伊勢路編の完結 | 今、私が考えていること

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4月から再開した「ブラタモリ」は復活後第一弾として伊勢路の旅を放送してきました。「お伊勢さん」ではなく「伊勢路」ですから、その道中がテーマです。桑名から始まって、追分(四日市)、神戸(鈴鹿)、津、松坂、斎宮(明和町)、伊勢神宮外宮とたどり終点の伊勢神宮内宮に到着しました。途中で鈴鹿サーキットとか二見浦の夫婦岩にも立ち寄っています。これはもうれっきとした観光ガイド番組です。これを5回に分けて放送しました。

 

前に私は「ブラタモリは面白くない」と書きましたが、それはただ単に観光ガイドになったからです。しかも伊勢路というテーマにすると、その街道沿いにずーと各地を順番にガイドしていくわけですから、商業的な効果は高いです。例えば松坂では最後に和田金が出てきます。ここは超有名な松坂牛の名店です。そこのお座敷に上がって最高級の霜降り牛肉を頬張る姿が映りました。これはもう民放も顔負けのコラボシーンです。私はそういう番組を期待しているわけではないのです。ただし、5回目の最終回の中の「斎宮」の話は知りませんでした。ここは多分地元の三重県人でも詳しく知っている人は少ないと思います。

 

ブラタモリというタイトルなんですから、タモリの好きな地質、地形、歴史、鉄道などにスポット当てた「知る人ぞ知る」みたいな内容の方が、タモリらしくて面白いですし、そういう番組は民放では作らないのでありがたいのです。もしも観光ガイドの内容に重点を変えるのであれば、79歳というご高齢のタモリさんではなく、番組名を変えてもう少し若い人を旅人にしたらいいのではないのでしょうか。