トランプ大統領の正体 | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

昨日の日経新聞電子版に出ていた記事によると、トランプ大統領は自分の会社が経営に失敗して、銀行からお金を貸してもらえなくなったことがあったそうです。その時に助けてくれたのがロシアだったとのこと。以来、トランプにとってロシアには足を向けて寝られないということになっているそうです。そういう話を聞くと、最近のトランプ政権のやっていることはどれも分かりやすくなる。ウクライナとロシアの戦争はロシアに有利な条件で停戦させたいと思うのでしょう。トランプにしてみれば恩返しですよ。そもそも大統領選挙でも裏でロシアがトランプに有利になるような情報戦略を展開していたことは事実。つまりトランプ大統領はロシアに完全に操られている。

 

それから自動車の関税引き上げを実行したこと。これは古き良き60年代のアメリカ自動車産業の隆盛を取り戻すために、外国の自動車会社も全てアメリカ国内に工場を建てさせてアメリカ人の労働者を雇用させようとする目的。つまり輸入車は要らない。当然、イーロンマスク氏のテスラをもっと買ってやれ! という意図もある。そうすることでアメリカ国民はみんなハッピーになると信じているようだ。トランプはやっぱり頭の古いじじいに過ぎない。彼の考え方は「昔はよかった」という懐古主義的な考え方。こんな人物に世界が振り回されてはいけない。

 

一方日本ではアホな国会議員たちがこぢゃごちゃと国会で言い争いをしているが、新年度予算も成立していない。それよりも、トランプ爺さんの関税攻撃で日本経済はかなりの打撃を被るというのに誰も対応を検討していない。「日本だけは例外にしてください」なんてこっそりお願いしに行って、門前払いを受けたのだ。そうこうするうちに日本の企業もトランプの顔色を窺って「脱炭素から脱却する」とか「アメリカに工場を建てる」とか言い始めている。

 

こうなると日本国内はますます空洞化していく。大企業の下請けをしている中小企業は仕事がもらえなくなる。一緒にアメリカに工場を建てて進出できる企業しか生き残れない。今、アベノミクスで実施した法人税軽減は効果が無かったということを石破総理が認めているが、だからといってこれから法人税を引き上げたら余計に企業はアメリカに行ってしまうのではないか。

 

これまでの「何もやらない経済政策」を「何かやらねばならない」方針に転換しないと日本経済はつぶれてしまうのではないか。こんな状況だから大阪で万博を開催しても、日本が世界に向けて自慢して見せられるものは何もなく、だから誰も見に来ないのではないか。