選挙戦が始まって以来、朝晩の駅前が騒がしい。それは立候補者たちが街頭演説をしているからです。いままでポスターでしか顔を見たことが無かった人がそこに立っている。良く見ると、ポスターの写真の顔より老けている。苦労しているのかなあ?
しかしこちらも暇ではないから立ち止まってじっくり演説を聞いてあげるわけにもいかない。名前を出すことが目的なのでしょうか。そういえば日本の選挙って、名前だけで投票しているような気がする。
自分の選挙区が何区かも知らなくても、誰が立候補しているかも知らなくても、投票所に行って投票用紙をもらい記入しようとすると、そこに候補者の一覧表が貼ってある。支持政党をさがしてそこに記載されている候補者の名前を記入する。支持政党が無ければ、聞いたことがある候補者の名前を探す。その候補者の顔も知らなければ、もちろん何を訴えていたのかもしらないけれど。名前だけを書いて投票箱に入れる。それでも「一票」には違いない。そう考えると、候補者は自分の名前だけを有権者に覚えてほしいと思うのも無理はない。これでも民主主義なのか?
