今は亡きホーキング博士はAiの開発に警鐘を鳴らしていた。しかし人類は開発の手を緩める事なく突き進めている。ではなぜAiが人類を破滅に追いやることになるのか?これにはいろんなことをいう人がいますが、私はこう思います。人類を必要としない世界が誕生するからだと。
例えば農業を例に挙げてみます。今やトラクターは無人で稼働します。この無人トラクターが畑を耕しタネを撒く、肥料もまいて作物を育てて収穫する。それを袋や箱に詰めてトラックに乗せて市場に出荷する。これらが全てAiの指示によりロボットが行う。市場のセリは要らない。ネットとコンピューターがあればAi同士で価格を決められる。それをロボットトラックがスーパーに運んできて店頭に並べる。農家も市場も運送業者もスーパーも全て無人でできるようになる。人間はそれを食べるだけなのか?何もしない人間は何のために食べるのか?人間の労働の場が無くなれば人間は収入が得られなくなる。だから食料品が買えなくなる。誰も買う人が居なくなれば農業や漁業などの必要はない。
つまり、消費者としての人間を生産活動から追い出してしまったことで人類の居ない世界に変わるのだ。経営の効率化と言うことを、過剰に推し進めた結果、皮肉なことに人類は生存できなくなる。これは映画「ターミネーター」でも描かれていた。それが現実をおびてきたと言うことではないか。
ダヴィンチという医療システムがあります。今やAiが手術をするらしい。これが実に正確で失敗がないと評判らしい。学校の先生も作家もみんなAiが出来る。このまま突き進んでいいのだろうか?