私の趣味遍歴(旅と地理)その18 近畿編 滋賀県③ | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

前回と前々回は私が滋賀県で実際に体験した出来事を書きました。私にとって雪道のトラブルはこれだけではありません。名古屋でも強烈な体験をしています。その話はまた別の機会に書こうと思います。

 

さて滋賀県ですが、私はだいぶ前の話になりますが、約3年間滋賀県を営業エリアとして担当し、大津と草津を中心に琵琶湖の周りを車で走り回りました。その時の記憶を元に書いてみようと思います。

 

滋賀県というと琵琶湖のある県として有名ですが、日本の長い歴史の跡があちらこちらに刻まれている県でもあります。前回ご紹介した多賀大社は奈良時代に建造されていますし、その近くの米原には石田三成の居城である佐和山城があります、また彦根には井伊家の居城 彦根城、長浜には秀吉が建てた長浜城、そして安土に信長の安土城、大津の坂本には明智光秀の坂本城、光る君へにもたびたび登場する石山寺など、数え切れないほどの歴史的建造物や遺跡があります。結局、京都の隣に位置する事が背景にあるのだと思います。京都や奈良だけではなく、滋賀の里を訪ね歩くのも良いと思います。

【彦根城】

食べ物では「鮒寿司」が有名です。お寿司の原点だということで、好きな人は好きなのですが、私はあの強烈な匂いが苦手で食べられませんでした。

 

それから近江牛ですね。美味しい店はいろいろありますが、私は近江八幡にある毛利志満(もりしま)というお店にいきました。今は国道8号線沿いにモダンなお店も出しています。

 

お菓子もいろいろありますが、みなさんがよくご存知のクラブハリエは近江八幡のお店です。ここはもともと、たねやという和菓子のお店なのですが、その姉妹店としてバームクーヘンで有名なクラブハリエが出来たのだと聞いてます。私はいつも近江八幡の日牟禮八幡宮のそばにある本店に行ってました。その向かいにクラブハリエの本店もあります。今は別の場所に立派なお店(ラコリーナ近江八幡)をたてて、観光バスがわんさとやってきている様です。商売繁盛ですね。

 

この近江八幡は町そのものが江戸時代か明治時代にタイムスリップしたかのような佇まいがあります。私も時々、時代劇のロケに出会した事があります。

 

メンタームで有名な近江兄弟社はここが発祥の地です。記念館などもあり必見の価値があります。

 

琵琶湖の北の方にもいいところがたくさんあります。長浜は秀吉の建てた長浜城で知られていますが、旧国鉄時代の北陸本線の要所でもありました。駅の周りにはその当時をしのぶ建物が残されています。特に旧国鉄時代の最古の長浜駅舎などは貴重です。

 

長浜とは反対側の湖西には高島(近江今津)があります。ここに美味しい蕎麦屋さんがあると聞いて探し回った事があります。かつて某総理大臣がお忍びでわざわざ食べに来たと聞いたら行きたくなります。何とか探し当てて食べました。でも店の名前も場所も忘れてしまいました。ごめんなさい。

 

今度は南の方にいきます。甲賀、水口、信楽です。甲賀は言わずと知れた忍者の里。大河ドラマ(どうする家康)にも登場しましたね。それから水口は旧東海道の宿場町で現在は国道1号線の要所です。この辺りはお茶の産地としても有名です。朝宮茶と土山茶はブランドです。信楽の焼き物は、朝ドラ「スカーレット」の舞台にもなりました。たぬきの焼き物が有名ですが、ここは日本中から若き陶芸家が集まることでも有名です。今は第二名神のインターも出来て交通の便が良くなりました。余談ですが、ここの信楽高原鉄道の信楽駅で売っているたぬきのお守りの陶板は子供の受験の際にお守りとして買いに行きました。「たぬき」という言葉が、「他を抜く」という意味になるので受験に合格しますということらしいです。

【信楽焼】

最後に、醒ヶ井という名所をご紹介します。名水で有名で、とにかく湧いている水がきれいです。米原から少しいったところです。ここに一度行ったら、あの透き通る清らかな水が忘れられなくなります。

【醒ヶ井】

次回は京都府です。