NHKスペシャル「熱波襲来」を見ました。これは熱中症のことを取り上げた番組ですが、改めてその恐ろしさを知りました。
冒頭で救急搬送されてきた男性の映像が流れます。野球の審判をしていた40代の男性です。暑さに耐えながらも、試合の進行を止めてはいけないと思い、熱中症にならないように試合中にも水を飲んでいたのに突然倒れてしまったという。その場で氷水を使って体温を下げて回復したので、もう大丈夫、病院に行く必要はないと思っていたところ、1時間ぐらいして手足のしびれを感じ、嘔吐を繰り返すようになったという。そのため救急車で病院に搬送され緊急治療を受けている。
病院に来た時の体温は35.7度と低い。これは一生懸命水を吹きかけたりして冷やしていたからなのだが、医師が直腸に体温計を入れて深部体温を測ると38.3度もあった。これが熱中症の症状の原因なのだという。
体の中に熱がこもることにより、内臓や脳などの神経系統に深刻な障害を発生してしまうのだそうです。だから一刻も早く治療しないと後遺症が残るという。とりあえず冷たい点滴をして血管から体を冷やしていく治療を行うのだそうです。
これ以外にも、なぜ毎年猛暑が続くようになったのか。海に原因があるという話とか、これは今後も続く可能性が高いので、私たちの生活様式や働き方などを見直す必要があるということを解説しています。
この番組は再放送かNHKプラスなどで是非ご覧いただくことをお勧めします。熱中症はけっして他人ごとではありません。実は私も先日、突然めまいがして立てなくなったことがありました。だから私は冷たい水を水筒に入れて持ち歩いています。寝る時もその水筒を枕元に置いて、いつでも飲めるようにしています。
