私の場合、クルマの趣味というのは山岳ドライブです。学生時代に自動車部に所属してラリーをやっていたからです。関東地方では埼玉、群馬、長野の山岳地帯がラリーのステージになることが多く、その関係でいろんな道、特に林道を走りました。
(イメージ映像 2015年WRCより)
社会人になってからも1人で群馬や埼玉の奥武蔵にドライブに行ったりしてました。当時はまだ未舗装路(ダート)が結構ありましたからコーナリングでカウンタースタアを当てて走るのが快感でした。
結婚して家族が出来てからはそんな走りもできなくなり、私のクルマはワンボックスカーなどのファミリーカーになりました。去年仕事でレンタカーを借りて秩父方面に行ったのが何十年ぶりかでしたが、熊谷から寄居を経て長瀞、秩父と向かうルートは、道路がすっかり整備されていて戸惑ってしまいました。
秩父と言えば奥武蔵の山々の林道が有名です。定峰峠から分かれていくのですが、おそらく今は林道という感じではなく、走りやすい舗装路になっているのでしょう。顔振峠、白石峠、天目指峠など行ってみたかったのですが、なにせホンダのN-BOXだったので無理だと思い断念。その代わり国道299号線で正丸峠を超えて飯能に移動しました。正丸峠も今は立派なトンネルになっていて峠という感じは無いですね。
ちなみに群馬県では榛名山系にある松之沢林道、唐松林道、榛名林道、中山峠、大道峠、北軽井沢方面の二度上峠など、当時はラリーのメッカでした。
最近は若い人たちが車に乗りたがらず、必然的に若者向けのクルマが廃れてしまいました。私がかつて所属していた大学の自動車部もいつの間にか廃部になっていて、OB会もしばらくありません。寂しいです。
余談ですが、現在私は日産ノート e-Powerに乗っていますが、このクルマはガソリンエンジンで発電してモーターで走るハイブリットカーです。モーターで走るという点ではEVと同じですが、モーター駆動というのはスタートから最大トルクを発揮するので出足がいいです。ガソリンエンジンは回転数が上がらないとトルクが上がりませんのでギアで回転数を調整しないといけませんがモーターはアクセルを踏むだけでドーンとスタートします。これはラリーにはうってつけです。コーナーからの立ち上がりで有利です。シフトダウンしてドリフトに入らなくてもいいのではないか? 近い将来、ラリーやレースはEVになるような予感がします。
次回は「写真とカメラ」について書きたいと思います。