私はもうかれこれ45年近くサラリーマンとして働いてきましたが、最近つくづく感ずるのは「サラリーマンというのは人間の精神に大きな苦痛と歪みを与える」ということ。仕事そのものの悩みだけではなく、上下関係やライバル関係などのいわゆる人間関係に悩まされる職業です。
家族や友人、先輩に支えられてなんとか働いてきましたが、ここにきて「老人であることの差別」を新たに受けるようになりまし
た。簡単に言うと、戦力外扱いをされるということです。打ち合わせに呼んでもらえないとか、意見を聞いてもらえないとか、とにかく一人前に扱ってもらえない。
高齢者がサラリーマンとして働くとこんな思いをするのです。日本は相変わらず働きにくい国です。