土スタ『虎に翼』特集を見ました | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

昨日NHKで放送した番組「土スタ『虎に翼』特集@明治大学▽ゲスト 伊藤沙莉 仲野太賀」を見ました。この朝ドラは本当に面白くて毎日楽しみに見ているので、こういう特集番組は絶対に見逃せません。今回は明治大学からの生放送というのも雰囲気が感じられていい企画です。

 

この話は実在の人物(三淵嘉子氏)の生きざまを描いているので、ストーリーは決まっていますが、主人公の寅子がどういう思いで弁護士から裁判官へと活躍したのか、公私にわたるその情景にとても興味があります。

 

また主人公役の伊藤沙莉がイメージにぴったりでとてもいい。

この女優さんは以前からサントリー胡麻麦茶のCMに出ていて、可愛らしくて、愛嬌のあるいい女性だと思っていました。私は大好きです。だから今回このドラマの主役をやることで、私はほぼ毎日伊藤沙莉の活躍ぶりが見られるのは嬉しいです。

 

しかし、来週以降は太平洋戦争末期から終戦、そして戦後という厳しい時代に突入します。夫の優三さんやお兄さんのことが気になりますし、寅子たちの家族も空襲に逢うのではないかと心配です。本当に戦争は嫌です。

 

新しい日本国憲法では「すべての国民は法の下に平等」となります。今の我々には、そんなこと当たり前だと思いますが、寅子たちのように戦前の男尊女卑の社会から生きてきた人には、天地がひっくり返るほどの驚きだったのでしょう。

 

しかしそれにもかかわらず、戦後の日本では相変わらず男尊女卑の風潮は残り続けました。例えば私がメガバンクの労働組合で専従委員として働いていた時(今から30年ほど前)、その銀行の給与テーブルには男用と女用の別々の給与テーブルがありました。なぜこうなっているのかと委員長に聞くと委員長は「そりゃ男と女では能力が違うからだよ」と説明してくれました。それを聞いて私は、「どこが男女平等なんだ」と思いました。その後、銀行では、総合職に女性を採用するようになり、女性の「一般職」という分類も廃止し、男女の違いは無くなったと聞いています。

 

戦後の日本で少しずつ男女平等の社会が実現していった裏には、寅子のような人たちの地道な活動が実績として評価されたことが大きく影響しているのだと思います。このドラマはあとまだ4ケ月続きます。これからが寅子の活躍の本格的な内容なのだと思います。楽しみですね。