爆買い中国人観光客がまだ来ていないと囁かれていますが、果たしてこの先爆買い中国人観光客は日本に来るのでしょうか?
YouTubeでは中国の経済が大変なことになっているというレポートがいっぱい上がっています。つまり不動産バブルが弾けて、中国は一気に不景気になり、失職したり、給与の不払いが横行し、国民は生活苦に陥っているという内容です。
だから今年の春節(旧正月)は、みんな海外旅行はせずに国内旅行や帰省をしたと言います。だとすれば、この先中国人の爆買いツアーなんて、もう来ないと思っていた方がよさそうです。
その代わり、中国以外のアジア諸国や欧米からの観光客が沢山日本に来ています。しかし、かつての中国人観光客の爆買いと比べたら使うお金の金額はそれほどではないようです。ていうか、それは当たり前ですけどね。
私なりの解釈を述べさせていただくと、日本が戦後50年かけて高度経済成長からバブル景気まで登り詰め、そしてバブルが弾けてどん底に陥りました。中国はこれを僅か20年ぐらいで経過してしまったのではないかと。コロナ前の爆買いツアーはまだ記憶に新しいですが、あの頃が頂点だったのかもしれません。
中国は政治的には共産主義国家ですが、経済は故鄧小平が「改革開放路線」に切り替えて以来、西側と同じ市場経済です。だから、日本と同じようにバブル経済に踊ってしまったのでしょう。
ただし、日本のバブルとは規模が違います。しかも、民間企業よりも公的機関や地方政府などが借金にまみれて破産寸前です。日本では失われた30年と言いますが、中国の場合は軽く見積もっても200年以上は回復しないだろうと言われています。
世界一人口の多い国が大不況に陥ると、その被害者の数はけた違いに増えます。日本にとっては決して他山の石ではありません。
この上、アメリカにトランプ大統領が復活したら、世界経済はどうなってしまうのか。えらい時代になってきました。
